リーダーがやること、メンバーがやること【日々これ #59】
あんざきです。
ちょこちょこ本を読むのですが、最近のおすすめは『13歳のきみと、戦国時代の「戦」の話をしよう』という、お笑い芸人さんが戦国時代のことについて書いた本です。
エンタメとしてめちゃくちゃ面白い&わかりやすいのでオススメです。
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僕は今、曲がりなりにもリーダーという立場で、10数人のチームで仕事をしています。「リーダー」に初めてなったのは2年半以上前ですが、いやこれ、なかなかうまくできないことの方が多いんですが、
そんな中でも、あれこれ情報収集したり、日々の体験から試行錯誤していて、本当に少しずつですが、自分の中に蓄積されているものがある気がしています。
例えば、「リーダーってそもそも何する人なの?」というのがあって、
リーダーになるまでは、1プレーヤーとして直接売り上げを作る、という役割だったのですが、立場が変われば役割も変わります。
自分自身が直接売り上げを作るのではなく、「メンバーが成果を上げられるようにする」というのが、今の役割になりました。
一言でリーダーと言ってもいろんな形があるのですが、メンバーに何かしら働きかける、というのは、どんなリーダーにも共通することだと思います。
で、そんな役割の中、働きかけとして、大事にしときたいなと最近思っていることは、「誰が“判断”し、誰が“決断”するか?」です。
僕のイメージでは、
▶︎ 判断する人=メンバー
▶︎ 決断すつ人=リーダー
です。
判断する、とは、「物事の真偽・善悪などを見極め、それについて自分の考えを定めること」であり、
決断する、とは、「意志をはっきりと決定すること」だと、goo 国語辞書さんが言ってました。
要するに、判断は「考えること」であり、決断は「決めること」なわけです。
2年前、僕は無意識ながら、逆の認識だったのだと思います。
というのも、よく、こんな会話が行われていました。
メンバー「〇〇の件なんですが、どうしましょうか?」
僕「あー、その件は、A社に〜〜って伝えておいてください」
メンバー「わかりました、そうします」
一見、自然なやりとりですが、この状況で、考えているのは僕で、「やる」と決断しているのはメンバーなんですね。
この時期は、みんなが僕の意見に従っている形でした。
そして今思えば、全く自走していないチームになっていました。
これに気づいたのが、約1年前、「こうすればうまくいく」というやり方がないのに、なぜあたかも正解かのように自分が指示してるの?という疑問にかられ、リーダーとメンバーの役割を考え直しました。
メンバーは、その事業を先頭でやっています。営業なら、直接お客様と対峙しているポジションな訳で、その人の考えが1番市場に寄り添ってるはずです。
ということのは、そのメンバーの思考が最も重要なので、「自分で考える」というのが大事になってきます。
というので、1年前から、関わり方を変えました。
メンバー「〇〇の件なんですが、どうしましょうか?」
僕「そうですね、あなたはどう思いますか?」
相談を受けた時、それを突き返すかのように、相手に聞き返すようにしたわけです。
そうすると、メンバーは自分の考えを言うようになります。
初めは何も返ってこないこともありましたが、それでも考えてもらいました。
そうすると、だんだん、相談の内容が変わってきて、
メンバー「〇〇の件なんですが、〜〜しようと思いますけど、どうでしょうか?」
僕「良いですね、そうしましょう!」
という会話が増えてきました。
※「そうしましょう!」と言った僕は、全結果に対する責任を負います。
少しづつですが、「自分で考える」ことを、メンバーし始めたわけですね。
これは最近増えてきた会話で、この状態で成果につながるかどうか?というので見極めが必要ですが、
少なくとも、前向きに動いているな、という感覚は得られるようになりました。
前よりは、楽しそうというか、明るくなった気がします。
というので、
メンバーは「判断する人」であり、リーダーは「決断する人」というのは、今の僕のイメージで、逆よりは良さそうです、という話でしたー。
ではまた。
(この話が誰かの何かにつながりますように・・・)
【今日の一枚】
ハノイにある、とある文廟のミニチュア。結構ちゃんと作られてる!
【参考】
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