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リスクと、その要因〜3つの角度から〜【ファシリテーション #2】
あんざきです。
丸1日家にこもっていると、ここ数日続いていた咳が止まりました。そのくらい、ここ最近の(寒気の)ハノイの空気が悪いということですね。
しばらく止まっていたシリーズですが、ふと思い出したことがあったので、ファシリテーション関連の話をしようと思います(生活とかビジネスにも活きる考え方です)。
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学生時代、体験学習×ファシリテーションという分野で、あれやこれや試行錯誤していたのですが、日々飛び交う言葉の一つに「リスク」というものがありました。
リスクというのは、悪いことを想像しがちですが、
Wikipedia さんによると『将来のいずれかの時において何か悪い事象が起こる可能性』とされていて、ファイナンス的には、『「悪い事象が起こる可能性」だけではなく「良い事象が起こる可能性」もリスクに含まれる』とされています。
つまり、リスクというのは、「可能性」の話であり、分野や状況によって、良くも悪くも捉えられるもののようです。
とりわけ、当時の僕たちの活動では、「学びのリスク」という言葉も使っていて、ポジティブにも捉えてましたし、もちろんケガするかもしれない、というネガティブな捉え方もしていました。
少しご想像いただきたいのですが、
例えば、「失敗するかもしれない」という状況でチャレンジをすると、それが成功した時は、きっと成長してると思います。
そんな感じで、一見ネガティブなリスクに見えるものも、ポジティブな側面があったりします。
で、様々な活動するに当たって、事前にリスクをいろいろと想定して、「ちゃんと学びが生まれるかな?」「大怪我は防げるかな?」とあれこれ考えるんですが、
その視点が3つありまして、そのお話をしようと思います。
※これが生活とかビジネスとかでも大活躍する考え方だと思います!
リスクの3つの要因
リスクを想定するときの切り口は、以下3つです。
① 参加者要因
② 指導者要因
③ 環境要因
一つずつ、少しだけ説明します。
参加者要因は、文字どおり、活動の参加者(子どもとか)が要因となって発生するものです(全部文字どおりです)。
「子ども同士が喧嘩してしまうかもしれない」「子どもが飽きてしまうかもしれない」「子どもが転んでしまうかもしれない」などです。
指導者要因は、指導者が要因となるので、例えば、
「寝不足で元気がない」「準備不足で、進行がグダグダになってしまう」「知識が足りなくて怪我の対処ができない」とかです。
環境要因は、周りを取り巻くあらゆるものが要因となって起こります。
「蜂が来て刺されてしまうかもしれない」「雨が降って滑りやすい」「車通りが多いので事故が起こるかもしれない」なんかが含まれます。
で、これは日常生活とか、仕事の中でも活かせます。
① 参加者要因は、状況によって、「自分以外の人」で、例えば、お客さん、部下、友達、家族、などに置き換えて考えられます。
② 指導者要因は、「自分自身」もしくは、「自分たち」に置き換えられます。
③ 環境要因は、環境そのもの、自分たちを取り巻くものごとと捉えられます。
「このプロジェクトをやるときのリスクはなんだろう?」
「家族で旅行に行くときに気をつけることは?」
「今後の人生、どうしていこうかな?」
この1年、コロナ騒動が続き、きっと今後もしばらく続くことと思います。2年前には想像もできなかった世界になりましたが、同様に、1年後の世界を想像するのも困難です。
そんな中、ビシッと正解を打つことは難しいんですが、多少のリスク(プラスもマイナスも)を想定しておくことはできるかもしれません。
そのときのフレームワークとして認識しておくだけでも、お役に立つんじゃないかなーと思います。
ではまた。
(この話が誰かの何かにつながりますように・・・)
【今日の一枚】
ハノイの空気。ここ数ヶ月はずーーーっとこんな空なんですよねぇ。嫌だねぇ。
【参考】
特定非営利活動法人これからの学びネットワーク
(http://koremana.net/)
まなび工房
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