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いろんな出会い


その後は、週末をデート日として、忙しい日々を過ごしていった。

確か二番目に会った3つ年上のメディア系に勤める男性は、メールのやり取りでは誠実でいい人そうだったのに、初デートで入った喫茶店で、店員さんへの口の利き方が悪いのに辟易して、速攻で帰ってきたのを覚えている。

とある商社の営業職の2つ年下の男性は、初デートがなぜか「営業研修」になってしまった。(なぜか私に”営業のコツ”?を聞きまくられた。)

自称「大道芸人」の27歳のスペイン人は、初デート早々に、唇にディープキスをしようとしてきたので、用事が、といって30分で席を立ってきた。

50代のイギリス人の大学教授とは、彼の車で長時間のドライブデートに行ったりするぐらい心が許せたが、ある日彼が急にドバイに行ってしまったため、残念ながら立ち消えてしまった。

電気工事の会社を経営する40歳のバングラデッシュ人とは、初デートでは大変紳士的でいい人そうだったのに、2回目のデートではすごく横暴で、やたらとホテルに誘うので、途中で撒いて帰ってきた。

アメリカ人の眼科医とは、長く電話で話して2回ほどデートしたが、3回目で結婚への希望を強烈にほのめかされたので、残念ですが…とお断りしたら、その後長くにわたって執拗に電話をかけられ続けられる…ということになってブロックした。

某文具メーカーの企画室に勤める30歳の男性は、頭がよくて会話も楽しく、いろんなところでデートもしたが、彼が奥手過ぎるのかデート以上のことが難しかったため、何となくお互いにフェイドアウトした。

50代の米軍のオフィサーとも何度かデートした。すごく洗練されていて魅力的で、話も弾んで恋に落ちそうだったけど、「最後の伴侶を探している」という真剣な希望に、申し訳なくて辞退した。

45歳のインドの不動産業の男性は、日本中に別荘があるらしく毎月のように日本に来ていた。日本に来る時にはいつも連絡をくれ、ブラックカードで美味しいものをいっぱいご馳走してくれたけど、何だか彼とは寝れる気がしなかった。

ニュージーランド人で同い年の英語教師のTは、早い段階で友人になり、彼の日本での転職活動を手伝ったりした。彼も田舎で日本女性のストーカーに合っていて、その相談もされた。一度、ストーカー対策で私が恋人のふりをしたり、という寸劇までやった。

アメリカからコンタクトを送ってきた同じ年のITエンジニアのBも、メールのやり取りだけでお互いがタイプじゃない、ということが判明したが、なんだか友人としてその後も付き合っている。その後日本にも遊びに来たり、お互いの恋愛状況を相談し合う、戦友?になった。

通訳の台湾人の彼は、2歳年下でメールや電話ではすごく積極的だったけど、会うと急に意気消沈していったので、初デートで終了。残念ながら私が向こうの好みじゃなかったらしい。

22歳のイタリア人のRとは、彼が若すぎるのもあるが、早々に「おねえさん」になってしまい、彼の人生相談に乗る役になってしまった。そしてその後も長く彼の成長を見守っている。(苦笑)

26歳のスペイン人シェフは、元々日本人の彼女を追って日本に来たのだが、来日して別れてしまった、ということで知り合った。会うと楽しいし面白い人だし好青年なんだけど、何だかやっぱり弟的で、普通に相談に乗ったり、にとどまってしまった。

40歳のギリシャ人の中古車ディーラーとは、初デートでかなり盛り上がってこれからもお付き合いできそう…と思ったら、元カノが急によりを戻したいとなってしまい、振られてしまった。

38歳のイラン人の土木工事技師は、初デートでは大変紳士的だったのに、二度目のデートからは強引過ぎて、がっかりして私からフェイドアウトした。


・・・こんな風にたくさんの出会いを繰り返しながら、男の人と会う機会を増やし、男性に対する苦手意識を少なくして、お付き合いに発展できる人も増えてきた。

英語のおかげで、日本にいる外国人からのコンタクトも多かったため、出会いの分母も広げることができた。


恋愛のリハビリは、かなり時間がかかることを感じていたけれど、だんだん恋をすることを思い出してきた気がした。


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