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2021年天皇杯準々決勝 川崎フロンターレ戦 データプレビュー

執筆:タケゴラ
サムネイル:AKIRA

Match Data

鹿島アントラーズ

リーグ 6位(17勝5分11敗55得点35失点)

直近の戦績
・9/18 リーグ G大阪戦(H) ○3-1
・9/22 リーグ 川崎F戦(H) ●1-2
・9/26 リーグ C大阪戦(A) ○2-1
・10/2 リーグ 横浜FC戦(H) ●1-2
・10/23 リーグ FC東京戦(A) ○2-1

主な欠場者
ブエノ

FC東京戦のハイライト動画

川崎フロンターレ

リーグ 1位(26勝6分1敗70得点21失点)

直近の戦績

・9/22 リーグ 鹿島戦(A) ○2-1
・9/26 リーグ 湘南戦(H) ○2-1
・9/29 リーグ 神戸戦(H) ○3-1
・10/2 リーグ FC東京戦(H) ○1-0
・10/24 リーグ 清水戦(H) ○1-0

主な欠場者

なし

清水エスパルス戦のハイライト動画

前節の両チームスタメン

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今季対戦時のハイライト動画

Point1 3年ぶりの勝利を

鹿島の直近の川崎F戦戦績

2018年 ルヴァン 準々決勝② ○3-1(A)
2018年 リーグ 第29節 △0-0(H)
2019年 リーグ 第2節 △1-1(A)
2019年 ルヴァン 準決勝① ●1-3(A)
2019年 ルヴァン 準決勝② △0-0(H)
2019年 リーグ 第31節 ●0-2(H)
2020年 リーグ 第2節 ●1-2(A)
2020年 ルヴァン GS第2節 ●2-3(H)
2020年 リーグ 第27節 △1-1(H)
2021年 リーグ 第17節 ●1-2(A)
2020年 リーグ 第32節 ●1-2(H)

天皇杯もいよいよベスト8、鹿島にとっては残された唯一のタイトルである。そんな鹿島の前に準々決勝で立ちはだかるのが、首位を走る王者川崎Fだ。

鹿島は直近、川崎Fにとにかく勝てていない。最後に勝ったのは3年前のルヴァンカップ準々決勝にまで遡る。味スタで行われた試合では山本脩斗の2ゴールとセルジーニョのゴールで川崎Fを下したが、そこから歓喜の声は聞かれず。今季のリーグ戦も2試合ともに終了間際の失点で敗れるという、苦い思いを味わわされている。

タイトル獲得への道の前に立つのは最強の難敵だが、ここを越えない限り栄光はない。3年ぶりに勝利の凱歌を響かせられるか。

Point2 一発勝負は鹿島の土俵

鹿島の川崎Fとの一発勝負での戦績

2000年 ナビスコ 決勝 ○2-0
2002年 天皇杯 準々決勝 ○1-0
2004年 天皇杯 5回戦 □3-2
2007年 天皇杯 準決勝 ○1-0
2016年 CS 準決勝 ○1-0
2016年 天皇杯 決勝 □2-1

直近、たしかに鹿島は川崎Fに勝てていない。だが、それはあくまでリーグ戦やホーム&アウェイ方式での話。こと一発勝負になると話が異なってくる。

実は、鹿島はこれまで川崎Fに一発勝負では6戦全勝。つまり、一発勝負の天皇杯で鹿島は川崎Fに負けたことがないのだ。2000年の3冠達成のきっかけとなったナビスコ杯決勝に始まり、2点ビハインドから追いついてひっくり返した2004年の天皇杯、本山雅志のボレーシュートで勝ち切ってそのまま2冠へと繋げた2007年天皇杯準決勝、そして2017年の元日に延長戦の末に勝利してこれまた2冠を達成した天皇杯決勝と思い出深い勝利ばかりだ。ちなみに、鹿島が最後で等々力で勝利したのもこの一発勝負。金崎夢生のヘディングが決勝点となった5年前のチャンピオンシップ準決勝だ。

伝統の勝負強さを発揮して、今回も勝ち切りたい。

Point3 絶対不可欠な守備陣の踏ん張り

当たり前だが、勝つということは相手よりも1点でも多く上回ることである。そのためには相手よりも失点を少なくして、得点を多くしなければならない。得点の部分では今季のアウェイゲームでもゴールを奪っており、現在3戦連発中の上田綺世に懸かる期待が大きい。

だが、やはり川崎Fの強力攻撃陣を抑えなければならないということを考えれば、今節は守備陣の踏ん張りが絶対不可欠だ。前節のFC東京戦の流れを汲むなら、鹿島は最終ラインを高い位置に保ってコンパクトなブロックを敷くはず。そんな中で守備陣は後ろにスペースがある中で川崎Fのアタッカー陣と対峙しなければならない。そんな中でエラーが許されないというのはタスクとしてはかなり重い。それでも、今節勝利を掴むにはそれをやり遂げるしかないのだ。

また、セットプレーにも要警戒だ。今季のホームゲームでもそうだったように、川崎Fには過去鹿島戦3ゴールを記録している山村和也がいる。かつての仲間は自慢の高さを活かし容赦なく鹿島ゴールに襲いかかってくる。オープンな展開以外でも気を抜くことは許されない。

書いた人

タケゴラ
東京都出身。ANTLOVERS MAGAZINEの一応編集長。アントラーズとは2000年に出会って以来、20年超のお付き合い。好きが高じてアントラーズのマッチレビューを書くようになり、2020シーズンは全試合投稿。実体は丸の内OLとの一説も。フルーツサンドは正義。
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