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キュートアグレッション依存症

皆様お世話になっております。
反可愛(はんかわ)です。

こちらは前回の続きの記事になります。

https://note.com/anti_cuagg_busi/n/n2bf41660434a

一部暴力的な表現がございますので、
不快な思いをする可能性のある方は、
ブラウザをお閉じください。


以下、本編です。



前回の記事でお伝えしたような
二頭身のキャラクターのイラストを見て
腸が煮えくり返るようなイラつきが
こみ上げてくるのを感じた私は、
そのイラストレーターの作品を
食い入るように見るようになりました。

そのイラストレーターは、
二頭身のキャラクターが
不憫な目にあったり、
精神的苦痛を味わうような場面と、
周囲から愛されるような場面を
定期的に、交互に掲載する
タイプの方でした。

そのキャラが不憫な目に遭う
イラストを見ると
心底胸がすくような感覚を
覚えるのですが、
そのキャラが可愛がられるような
イラストを見ると、
心底からのイラつきを覚え、

「顔面が腫れ上がるまでぶん殴り、
ゲロを吐くまで蹴り続けたい」

という異常思考が
アタマをよぎるようになりました。


その後、似たようなイラストを求め、
Twitterの検索窓に

「二頭身 ひどいめに合う」
「かわいそう かわいい」
「かわいい 虐待」

など、アラフォーの中年が
打ち込むにはあまりにキモい
文字列を打ち続けるという行動が
日課となってしまったのです。

もし、自分と同じ行動をする
中年男性を電車などで見つけたら、
一生関わりあいにならない方法を
模索せざるを得ないでしょう。

その結果、何名かの同系統の
イラストレーターを発見し、
フォローをすることになります。

それからしばらくの期間、
そのイラストレーターたちの

「かわいこぶったキャラクターを
 脳内でブチのめし続ける妄想」

というイカれた映像が
一日中アタマの中に浮かんでは
消えるという、

「社会人としてあるまじき症状を
搭載したキモい中年」

としての暮らしが始まりました。

当然、そのようなキモ中年には、
日常生活で問題が訪れます。

仕事に集中ができずに
Twitterを見てしまうことは当然。

日常で「思い出しイラつき」が
すごすぎるあまりに、
それらのキャラクターが
苦痛を被っているイラストを
見るためにスマホを急いで開き、
キャラクターの苦痛に歪んだ顔を
拡大して眺めながら

""""ニチャ顔マジキチスマイル""""

を不随意に浮かべてしまうという、
「人として終わっている状態」に
陥っていたのでした。

また、家の中でもスマホを
触る時間が増えたことで、
家族からも叱られたり
白い目で見られるようになり、
そのストレスで余計にスマホを見る、
という悪循環にハマりました。

後に、昨今流行の「ちいかわ」を
発見し、「キュートアグレッション」の概念を知るのですが、
この時点では、自分の感情が
なんなのかはわかっていませんでした。

ここで、「依存症」について引用します。

https://www.mhlw.go.jp/kokoro/know/disease_dependence.html

「依存症は、日々の生活や健康、大切な人間関係や仕事などに悪影響を及ぼしているにも関わらず、特定の物質や行動をやめたくてもやめられない(コントロールできない)状態」(上記リンクより引用)

その時は気づきませんでしたが、
まさにこの時の私は、
「キュートアグレッション依存症」
に陥っていたのです。

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