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2022年5月11日

遅くなりましたが、先月無事つくばPARKDINER27周年月間をイベントと共に過ごすが出来ました。出演いただいた演者様、ご来場の皆様、改めてありがとうございました。

というわけで28年目に入ったわけで、また粛々と踏み出すわけである。今年の周年月間のような内容は実に3年ぶりだったと思える。というのも、2年前の25周年はちょうどコロナ禍になったタイミングであったため、当時準備していた周年イベントはほぼすべて公演中止、延期、半ば強引な配信となったからである。

昨年も勿論誰もが満足いく内容とは言えなかったが、それでも地元アーティストが中心となり、出演いただき形になったイベントもあった。そしてなんといっても昨年は移転の発表もあったため、アーティストの皆さんは前店舗への思いを込め、周年を経て5月6月とたくさん出演してくれた。

そして本年。3月にちょうど時短要請期間が終えたため、予定通りにはイベントの開催は叶った。とはいえ、まだまだコロナ禍は終焉を迎えてはいない。それでもなんか希望に溢れた一か月だったと感じることが出来た。

27周年という響きは自分にとってはとても大きな数字であり、事実でもある。ここ数年旧友や十数年会ってなかった知人たちとの多くの再会もあり、ここまでのパークダイナーの歩みを語るシーンが多い。27年、実質は自分が関わった25年をすべてこと細かく覚えているわけでもないのだが、それでも自分が見てきた、通り過ごしてきた要所要所は思い出すこともある。

その時代時代でパークダイナーの中心であった人間もバンドも勿論違う。短く濃いパターンもあれば、紆余曲折ありながらも確実に長くこのライブハウスを支えたバンドやアーティストも当然いる。

自分も当初は出演者として関わり始め、アルバイトからスタッフになり、長く店長として従事し、今や経営者となっている。経営者としてはまだまだ未熟であるわけだが、店を見る目は完全に変わった。それでもこのライブハウスの特徴や特性や個性のいい部分は変えたくないし、それと同時にまだまだ可能性を広げて、どんどん変えていきたいとも考えている。当然未来を見据えて変えていかなきゃいけない部分も多分にある。

まずは長く支えてくれる地元アーティストを大切にし、そして新しい風や若いシーンを育てていき、県内にも県外にもパークダイナーをもっともっと知ってもらい、そしてとにかく自分が倒れないようにしなきゃいけないと。そのために経済や労力などをこれから生きていく時間に注いでいきたい。

ライブハウス業務とは、クソ真面目にやればやるほど決して儲かる商売でもないのは同業者の方々は理解できるかと思うが、とにかく場所を"維持するため"や"そこにいる人間が生きれるため"にあるべきと信じ、イベント制作をしていきたい。

自分は長い間そこにある自分の音楽と関わってくれる誰かの音楽、そしてそれを共に過ごす時間(ほぼ打ち上げ笑)に収入のほぼすべてに近いくらい費やしてきた。それは今後も変わることはないと思うが苦笑 それでも今までよりもっと自分や誰かにとって有益になるよう努めたいと考えている。

自分はライブハウスに救われた。そしてここに居続けることを支えてきてくれた人たちにいまだ救われている。新店舗に来れたのも数々の人たちの協力があってこそ。なので改めてここに在り続けることが一番の恩返しになることは当然のことで。これからもそれに努力していきたいと。

皆さん、本当にありがとうございます。28年目も何卒よろしくお願い申し上げます。これからもライブハウスパークダイナーでお待ちしております。

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