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第4回 目的

連載「ぼく受験するの?」(2022-23版)
第4回 目的

ここまで、中学受験について、
・どんな歴史があって
・どういう子ども(親御さん)が私立中学への入学を希望し
・入学後は学校外の活動費を殆ど使わなくなる
ことをデータをもとに書き綴った。

要約すると・・・

・50年程前から一部の限られた層が

・難関大学入学を目的として

・入学後は(学校外では)何も学ぶ必要がない環境

だったということだ。
そして、今、そこに、限りなく多くの層の子どもたちが挑んでいるのだ。

ーーーー
ここで、少し掘り下げ考えてみた。

「難関大学を目指した」としたが、何故、彼ら彼女ら、その親御さんらは、難関大学を目指したのか、そして、そこには “何があったのか“。

となると、今でも昔と変わらず、難関大学入学を一つの目的にするのであれば、

・今の難関大学にも、50年前にはあった“その何か“があること
・今でも“その何か“が求められるモノであること

が大前提になる。そう、“その何か“を明確にすることが大切だ。

では、“その何か“は何なのか。

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私は、戦後の復興期に活躍した人たち、また、バブルまでの経済成長をもたらした人たちには、感謝、感服している。当時の強い日本を作ったのだ。

しかし、それが、今はもう継続していないという事実からは、どこかで何かが変わったのか、変わったことに対応できなかったと考えるのが正論だろう。

そう、今、その頃の栄華を忘れられず、未だに求めて続けている“何か“では、今後の継続はないと考えるべきなのだ。

少し、具体的な言葉に置き換えて整理をしよう。

「これまで良しとしてきた難関大学の学歴が、かつて日本に繁栄をもたらした人たちが持ち合わせていたから、これからも必要だと考えるのは危険だ。
彼ら彼女らは、現代のように難関大学の入学を目指していたのではない。彼ら彼女らの日々の学び、言動が幾つかの大学に集まり、その大学が難関大学になったと考えるべきだろう。」

本来は、もう少し早く子どもの目標を再設定する時だったのかもしれない。

そして、社会の変化に対応するべく、この国の教育も、教育改革の名の下に、学習指導要領が大きく変わった。
外国語、プログラミング教育などの導入だ。

多くの教育者や塾、スクールが、「オンライン英会話」「プログラミン教室」といったキーワードで魅力的なコンテンツを提供している。そして、その教育が、これからの社会の変化に対応する人材への教育としている。

どれも重要なツールだ。
まさに、日本人の最も得意とするものばかりだ。

しかし、その全てが、前述の既に求められていない“何か”に端を発しているのではないだろうか。

次回は「中学受験→難関大学」と進んだその後の人生を考えてみたい。

A案:一流企業・士業→高収入(安定)
B案:ベンチャー起業→IPO
C案:良いご縁→良い結婚

といったところだろう。

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