読書記録「微生物ハンター、深海を行く」

こんにちは、南極観測隊員志望のライアンです。

先日先輩から教えてもらった高井研さんというJAMSTECで生命の起源を研究し続けている研究者(「日本で初めて深海に潜った大学生」の先輩の人生に大きな影響を与えたとのことです)さんの半生を綴った本を読み切ったのでその感想をシェアします。(↓が先輩とのエピソード)

研究者というと、硬い文章をひたすらに(僕のように)書くというイメージがあるかもしれないですが、この高井さんとにかく文章がユニークで砕け切っています (笑)

そのことはきっと、章タイトルからもうかがえるのではないかと思い引用します。

第一話 実録!友人潜水艇による深海熱水調査の真実
第二話 JAMSTECへの道 前編
第三話 JAMSTECへの道 後編
第四話 JAMSTEC新人ポスドクビンビン物語
第五話 地球微生物学よこんにちは
第六話 JAMSTECの拳ー天帝編ー
最終話 新たな「愛と青春の旅立ち」へ

まるで高井さんの講演会を聴いているかのように、面白おかしく語られる京都大学の学生時代の話、アメリカ留学の話(アブノーマルでアバンチュールな内容含む)、JAMSTECでの研究、そして宇宙の生命の起源研究へ・・・。

エピソードも独特で、読み物としても面白かったです。

でも、それ以上に研究者に近づこうとしているけれど、覚悟をもちきれない自分にとって高井さんの半生を見せていただくことで少し自分の未来を予見できるようで、安心の材料にもなりました。(安心しきったわけではないですが)

高井さんのように、これを研究したい。そう強く思う出来事に出会えたら自分も自信をもって研究者の道(大学院進学)を目指せるのではないかと思うのです。

頂いたサポートは、南極の植物を研究するために進学する大学院の学費や生活費に使わせていただきます。