慣れてる人はやっぱりすごい(Rの話)
フリーの統計解析ソフト・R。
これを使って実験結果をまとめることをポスドクさんから勧められました。
Rに追加実装できるtidyverseというパッケージに含まれる、ggplot2を利用すればexcelでやるよりも複雑な図を得られるようになるらしいです。
テンプレートとしてポスドクさんが利用している解析スクリプトももらいました
Rを使うのは学部2年のデータ解析をする授業以来。
新しいパソコンにRと、Rstudio(Rを使いやすくするソフト)をインストールして準備OK!
スクリプトコピペしてガンガン行くぜ!!!
「はああああああ?????」全く思い通りにいかないRさん。
エラーが出るけど、何を言ってるのかよくわからない。
ググってみても、別の人の事例を自分のことに応用するだけの知識がない。
(一応やってみても、エラーの連発)
そんなこんなで、昨日はRに悪戦苦闘をしたまま。
頭がおかしくなって、Rについて多少わかったこともあるけど、グラフ化については進捗0って感じでした。
超基本的なことはわかっているはず。
なのに、思うようにグラフが描けない。
自分一人だと解決できないと(1日経ってようやく)悟ったので、ポスドクさんにヘルプを出してみる。
「このスクリプトなら、dropboxにあったライアンのデータを使って、グラフ化できますよ」(スクリプト添付)
・・・・・
一瞬でした。
僕が1日頭を悩ませ続けた問題にあっという間に対処してしまったのです。
やっぱりこうした知識と経験を持っている人は強い。
再認識する機会となりました。
ライアン「どうしたらRを上手に扱えるようになりますか?」
ポスドクさん「ずっとやり続けることかな」
ここからは若干の愚痴になりますが、
日本ってそういう専門知識や経験に対するリスペクトする文化が薄いように感じるんですよね。
「オレができないことができるお前はオレのことを助けて当然。対価?特に払わないけど」みたいな。
周囲からそういう態度しか受けないのであれば、苦労して専門的な知識を持つための苦労をしようって人は少なくなりますよね。それが積もり募っていけば、全体として大きな負債になるというか。
確かに「何かをした時間」という指標は誰から見てもわかりやすい。
けれども、これから人口が減り働く人数が減る時代だからこそ
「(全員が持っているわけじゃない)何かを持っているか」「どれだけできたか」という指標が大事にされる場所が増えたらいいなと思います。
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