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最近思っていること(仕事編)

軒先に国旗を掲げる家が増え、ベトナムに旧正月(テト:Tết :発音は「テッ↑」って感じ)がやってまいりました。

コロナの影響を受け、もしかすると例年よりは落ち着いているのかもしれませんが、正月前の雰囲気はこちらも心躍ります。

さて、今日の本題です。

ベトナムに来るまで

人はその時々の年齢や環境でものの見方や考え方が変わると思うので、ここ最近の、私がベトナムに来てからのことを書こうと思います。

2018年夏ごろにベトナム行きを決めたのですが、それまでは海外で生活するなんて、まっっったく想像していませんでした。

テレビで海外移住女子!みたいな特集を見ても、「へぇ~…いやームリやなー」って思ってました。だって、言葉わかんないし、食べられるもんあるかわかんないし。あと、なんか不衛生だし…笑(見てたのは東南アジアのやつ)

そんな私がベトナムに来ることになるんですねぇ。

渡越のきっかけ

ベトナム(越南)に渡ることとなったのは、婚約・結婚です。もうこれ以外にない!うん!

え、相手外国人?とか聞かれるけど、日本人です。笑

日本時代の仕事をやめ、渡越することにしたわけですが、なぜか当時の私は絶対働くって思ってました。まぁ、もろもろ働いたほうが都合がよかったんですが、この選択は間違ってなかったと思います。

働くことにした

仕事は今までやったことない、日本語教師という仕事です。

これもまたテレビきっかけなんですが、テレビを見ていて、なんとなく私もできるっていうイメージがあったんですよね。イメージの力って偉大。

そして、海外の転職サイトに登録し、仕事を探してみたわけですが、日本語教師になるためには資格が必要だということに気づきます。

応募資格:以下の①~③のいずれかに該当する方
 ①日本語教育能力検定有資格者
 ②日本語教師養成講座420時間修了者
 ③大学において日本語教育に関する主専攻・副専攻課程修了者

当時の私にとっては知らない文字が並ぶ…

イチかバチかで①日本語教育能力検定試験を受験することにしました。時間的にも最短だったので。独学で。意地で合格しました。(受験料と交通費もったいないと思って。笑) この話はまたいつかしたいと思います。

無事に資格を手にし、就職先も見つかり、ベトナムで働くこととなりました。

日本語教師として働く

教師となりもうすぐ丸2年になりますが、やっと少し日本語を教えることについて考えられるようになってきた気がします。

1年目はド初級からN1(日本語の試験の最上級)まで担当しており、レベルがバラバラで、与えられたクラスをやるので精一杯でした。

最近は、技能実習生に初級の日本語を教えることがほとんどです。

趣味で勉強する学生と違い、日本行きが決まっていて、最低限の日本語を習得せねばならない技能実習生は、本当に厳しい環境で約半年間勉強させられています。(楽しんで勉強している人もいるけど、させられている感のある人も一定数いますね…)

技能実習生は、日本へ行っても、初期のころの給料は借金返済に充てられます。日本へ来るまでに準備で支払った分の借金(授業料や渡航費やらその他いろいろ)です。いい会社へ行けば、期間いっぱい仕事をして、日本語も上手になってベトナムに帰ってくることができます。でも、途中で逃げ出したり、何か問題があると借金を抱えたまま路頭に迷う、ということもあるようです。

正直、技能実習制度に、私は全面的に賛成できていません。なので、まさか技能実習生に教えることになるとは…と、今でも思っているのですが、世界の情勢考えると仕事があるだけでもありがたいものです。

もちろん、毎日、学生と顔を合わせていると愛着も湧いてくるし、教える楽しさや上達を実感する楽しさもあるので、それなりに楽しくやっています。

最近の思考

技能実習生に日本語を教えることになった私が、思うことは、

日本の他国籍の人と一緒に働くみなさーーーん!

外国人は安価な労働力、異世界のものではありません!意思のある人間です。物の分別も付く大人です。どうか大切に、そして、ちゃんとコミュニケーションをとってください。

日本語が下手なんじゃない、もしかしたら、あなたの吊り上がった眉が怖くて緊張しているだけかもしれません!(失礼しました。)

だって、私と一緒に勉強しているとき、学生はみんな笑顔ですから。


そして、技能実習生のみなさーーーん!

どうして、日本で働きたいんですか?数年後ベトナムへ帰った後何がしたいですか?せっかく日本へ行くんだから、日本語もしっかり勉強してきてくださいね!きっと将来役に立つから。

(なかなか、拙いベトナム語と拙い日本語じゃここまでの話ができない…悔しい…)


なんか、偉そうに語ってきましたが、これが最近思っていることです。

みんなにいい未来が訪れますように。

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