Madagascar⑦

Day.7 キリンディ国立公園〜モロンダバ

今日も朝にもう一回ウォーキングサファリに出る。
なぜなら朝にしか活発に活動しない白ワオキツネザルがいるからだ。
ハジャは全種類ここで見れる動物は見せあげたいとのことで必死に探してくれる。
集団行動するワオキツネザルだが移動していくがそのスピードはかなり早く気づいたらあっという間に目の前から消えてしまうのだ。
なので見つけたらそっと素早く見なければいけない。
動物園のようにいつでも会えるわけではないんだけど、彼ら動物の行動や生態を肌で感じられると言うのはとても貴重な体験だった。

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そして、私たちはガイドのハジャに強くお願いしてたことがある。
地元の人が行く素朴で美味しいレストランに行くことだ。
これは難しい問題なのだが、大抵どこでも普通ガイドが連れて行くレストランとは外国人値段ですごく高いのに、ローカルフードは出てこない。微妙な中華とかイタリアンやピザが出てくるのだ。
そういうのを望む者がいるのも確かだが私たちのような旅行者ではなく旅人にとっては、ローカルの値段でローカルフードを地元の人に紛れて食べたいのだ。
しかし外国人が外国人値段で食べることで観光を国資源としているところでは外貨獲得に貢献できるということでいつも葛藤する。でもやっぱり地元の人が行くところが結局安くて美味しいので止められない。

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ハジャと出川ちゃんが連れてってくれたのは草原の中にポツンと立ったレストランだった。
「何もないのよ、煮込み料理ぐらいよ。」とキッチンの中のお鍋をのぞかせて言った。
まーこれが美味しそうなこと。
やはり暑い国ならではのピリッとふわっとスパイスが薫る、スープカレーのようなものに、大量のライス!

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レストランの子だろうか少年2人がどんどんお料理を運んできてくれる。カメラで撮って欲しいと彼の決めポーズをいろんなところでされて要求される。
フィルムだからさ、そんなパシャパシャ撮れないんだよね。ごめんよ、少年。

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お昼ご飯も終わったのに動こうとしないガイドと運転手。

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暇だから近くの街の方までカメラを持って1人散歩してくるわー!と伝えてマーケットぽいところに進み。すると突然向こうから十数人の子供たちが駆け寄ってくる。彼らの目的は飴ちゃんらしいのだが手持ちにないので、ごめんね。と伝えると次は写真撮って攻撃に、髪の毛や身体をベタベタ触ってくる。子ども好きだからいいんだけど勢いが凄すぎて、さすがの私ものけぞりながらちょっと待って待ってと、子ども1人ずつポーズする様に伝え、可愛い子どもの撮影会を始める。カメラに慣れてないはずなのにポーズ取りがやたらと上手いのはなぜなんだろうか。

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なんかあっちのほうに男性が集団で何かを必死にやっている。ちょっと怒っている人と、笑っている人と。気になるので、そばに寄ってみる。よくわかんないけど、どうやら博打のようだ。

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しばらく見ていたが、数人の男たちがなんか私にすごい剣幕で言ってくるが意味わからず、笑顔で対応するが、もうあっちいけみたいなこと言われているようなので、しょうがないなと思っていると、ガイドのハジャがやってきた。ハジャが彼らは私にも博打をやれと言っていると通訳とやり方を教えてくれる。ハジャに助けてもらいながら少額をかけてみる。ああ。負けた。またもっとやれ!ということなので何度かやってみると私が大勝ちしたようでみんな大爆笑でハイタッチする。もはやこの頃には仲間意識みたいなのが生まれてきてみんな私が勝つと大喜びだ。さっきまでは邪険に扱われてたのに、一緒にやると仲間になるんだな。とりあえず彼らのお金をもらって帰るわけにはいかないので、手持ちの少額金額がなくなるまでやろうと思うと、すごく勝ってしまいなかなか終われなかった。ハジャと協力してなんとか大負けしたところでみんなにさよならを告げた。

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市場に足を延ばしてみると、みんなのんびりバオバブの下でのんびりと過ごしている。

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帰り道バオバブをまた、たくさん見ながら帰る。最初は大興奮したバオバブだが、壮大な景色も見慣れてきた。

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帰りにバオバブの置物を大量に買ってしまったのである。

さて、今後の日程についてみんなで話し合う。もともとの予定では私は違う町に移動しようと思っていたのが、微妙にあと2日しかないので、違う町に移動してもしたいことはできないかと悩んでいたところAくん、Bさんとハジャとなんかハジャの知り合いのマングローブの島に行こうかって話になり、カニ好きのBさんはカニが思い存分食べれると知り、テンション上がりまくる。わたしも観光客はいないという島に行けるのが楽しみだった。またトラブル続きの旅になるとは知らずに。。。

この日もホテルマナベに泊まる。こうした数日過ごす定宿ができると、もはや自分の家に帰ってきたような安心感ででてくるのも不思議である。


つづく。




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