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子どもに健全な境界線を教える歌(The Boundaries Song)

境界線(バウンダリー)は、自分を大切にする(セルフケア)のために、ぜひ知っておきたい知恵です。

海外の子ども向け教育YouTubeチャンネル @hopscotchsongs に、健全な境界線をひくことを子どもたちに教える歌がありましたので、紹介します。

境界線(バウンダリー)の歌

The Boundaries Song ”That's a boundary."
@hopscotchsongs
Catchy educational songs for all ages.
Created by Joanna and Matt Pace (Educator & Songwriter, respectively).
https://www.hopscotchsongs.com/

英語の歌詞
 ↓
https://www.hopscotchsongs.com/setting-boundaries-song-lyrics

境界線の歌・歌詞


(※ 太字のサビ部分は、メロディに合わせて日本語でも歌えるようにしてみました) 日本語訳 by リリー 
@hopscotchsongs さんから日本語全訳してOKもらいました!

<パート1>

ハグして、くっついて
からかい、くすぐり
OKな人も
NGな人もいる
スキンシップやシェア
やること、言うこと
みんながOKじゃない
あなたの気持ちは大切!
大きさは関係なく(誰でも)
ハッキリ境界線をひくとき
こう言うといいよ


やーめて
すきじゃない
もっと
あいだを
あけて
じぶんを
たいせつに
それが
バウンダリー
ただの
バウンダリー

<パート2>
みんな違ったニーズがある
相手の考えは読めないから
何かする前に聞いてみれば
相手の境界線を越えないよ
そうすれば何がよくて
何が良くないかわかるよ

私はやめるよ。
あなたがイヤなこと。
あなたが心地よくないこと。
あなたのまわりに
スペースが必要だね。
大丈夫だよ。
それがあなたのバウンダリー
それがあなたのバウンダリー

<パート3>
もし誰かがあなたのスペースに入ってきたら
それがバウンダリー
もし安全じゃないと感じることをしたら
それがバウンダリー
もし傷つくことや気持ち悪いことを言ったら
わたしの前では、ダメ!
どんなことでも、自分が困ることなら
言うんだよ!

なんていうの?

(※サビ)

嫌ってるんじゃないんだよ。
なんか違うんだよね。
だって、それは境界線だから。

境界線の解説

パート1は、自分の境界線をはっきり相手に伝えること
パート2は、みんな違ったニーズがあるから、相手に聞いてみて相手の境界線をこえないこと
パート3は、具体例として、心地よい距離か、安全かどうか、傷つく不快になる言葉には、ハッキリと境界線をひくことです。

この境界線のルールは誰にでも(大人も子どもも)当てはまります。
自分が心地よくない、安全と感じない、傷つく不快に感じることは、一人ひとり違うので、ハッキリ伝えて良いのです。

そしてこの歌の特に大事なポイントとして、境界線を引いたからと言って、相手を嫌っているわけではなく、それはただの境界線なんだよと言っているのです。(Don’t take it personally=嫌ってるわけじゃないんだよ)

子どものうちから境界線をひくこと、また相手の境界線を尊重することを学ぶのにとてもよい歌だと思いました。

日本でも、大人の方がまず理解して、子どもたちに伝えられるといいですね。




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