思い出で語れない人
3姉妹の末っ子でありながら
自身の苗字の全家系の中での、
孫の代で一番最後にもなる。
そんな中、
私は母方の両親に会ったことがない。
母方の父は、
私が生まれる遥か前に
難病に罹患し、
長きに渡り闘病生活をし他界している。
母方の母は、
私が生まれた1週間後に
交通事故に遭い帰らぬ人に。
なので、母方の2人には
私は一度も抱っこをされなかった。
産後まもなくして訃報が入り、
母はしばらく母乳が止まってしまったそうです。
ごめんね、ごめんねと思いつつも
現実を受け入れるまで
時間がかかったそう。
たまに今でも思います。
私が少しでも早く、
または
少しでも遅く生まれていたら、
人生って変えられたのかな、と。