｢他人に興味を持てない｣問題、唯一の根本的解決策

真のコミュ障が最後に辿り着く難関
それが｢興味を持ちましょう｣だと思うんです

ここでいう｢コミュ障｣とは
｢コミュニケーションのための言動｣が出来るかどうか
(これはほんと単に人見知りなだけだと思う)
ではなく、
｢なぜだか人に嫌われる｣みたいなタイプの
残念なコミュ障の事なんですけど

私がガッツリこのタイプなんですね
どのくらい苦手だったかと言うと
幼稚園にすら馴染めず、小→中→高と
｢クラスに馴染みきったこと｣がいちどもありませんw

それでもうめちゃくちゃ調べました
｢コミュ障 治し方｣とか
｢話すこと ない｣とか
｢何故か嫌われる人｣とか

そしたらね、
めちゃくちゃ心当たる……、とか
ああそれは確かに嫌われるね、とか
でもそんなふうに出来たら苦労してないな、とか
色々出てくるんですよ
実際かなり色々と勉強にはなったんですけど、
当時は｢ああ自分は本当にダメな人間なんだな｣と
都度落ち込みまくっていましたねw

それで
｢相手の意図を察しましょう｣とか
｢こういう話題になるものを知るといいですよ｣とか
まあほんとにいろんな方法や原因を
沢山教えてくれるんですけど
その根本を突き詰めていくと
最終的な問題は
｢色んなものに興味を持てないこと｣
に行き着くんです

でも興味を持つぞ！って言って持てたら
誰も苦労しないんですよ！
｢どんなにいい人でも感情は理性で決められない｣
｢何が好きで何が嫌いかを選べたら
ほとんどの悩みは解決する｣
私がずっと掲げ続けていた持論で
正直今もそう思います

が、そんな私が最近随分
色んな人やものに興味を持つようになってきていて
それにはちゃんと理由があるんですよ

日本の社会って、
良くも悪くもすごく｢競争社会｣じゃないですか
物心着く前から
｢○○だから良い｣｢△△だから駄目｣
こういう風に褒められ怒られ、
学校でも順位と点数に塗れて、
テレビや本の中でもそうですよね

つまり｢優れていないと｣｢評価を得られないと｣
死んでしまうと刷り込まれ続けて育つんです

実際は、
美人だろうと好きな人に振り向いて貰えない人も多いし
お金がなくても豊かに暮らしていて幸せな人はいる
才能があっても孤独に苛まれている人がいて
何が出来なくても愛される人もいる

だから本当は｢優れている｣必要は無いんです

自分より｢上｣が存在することが
自身の価値を脅かさないのだとしたら？
怖くて仕方ないあの人、大嫌いな残酷さ、
その全てが｢ただ怯えているだけ｣なんだとしたら？
どんなに嫌な人でも本当は
｢そうせざるを得なかった｣だけの理由があって
残酷なそれまでの道のりを
そんな方法に縋ってでも乗り越えてきたのだとしたら？

その可能性に気づき、考え、心から腑に落ちた時
世界は一気に軽やかに鮮やかに色付くはずです

多分これを読んだあなたは
はじめは全然納得できないでしょう
『けど実際さぁ』と鼻で笑うでしょうか
『そんなの綺麗事だ』と憤るでしょうか
分かりますよーw
だって私もそうでしたもん
キラキラとした綺麗事を見る度に
｢そんなふうにできたら誰も苦労しない！！｣
｢どうせ知らないからそんなこと言えるんだ！｣
そんな風に思ってました

けど、自分の心の中のわだかまりを
ひとつひとつみつけて解きほぐすうちに
自分に少しずつ余裕が出てきて
世界に目を向けられるようになって気づいたんです
綺麗事だし理想論だと思います
でも多分世界はあなたが思ってるよりずっと優しい

そうして、｢何をされたか｣ではなく
｢この人はどうしてそうするのか｣に目を向けて
毎日を生きてみると、
どんな嫌だと思っていた人でも
本当は沢山凄いところがあって
ここまで辛い思いを沢山して毎日頑張って生きていて
本当に尊敬出来るんだなぁってことが分かってきます

そして、｢負けること｣が怖くなくなると
すごいなぁと感じても、
羨ましいなぁと思っても、
＝｢私が劣っている｣＝｢私は駄目なんだ｣
という方程式が成り立たなくなるので、
自然と興味が湧いてくるんです

だから｢他人に興味を持つ｣ための第1歩は
｢自分に興味を持ってあげること｣だと思うんです
表面的なものだけじゃなくて、
心の奥の本音にしっかり向き合ってあげること

大切な人にしてあげたい誠実さで
愛する人にかけて欲しい言葉で
どうか自分にそっと寄り添ってあげてください

例えば誰だって、
病気になってお腹が空いて眠たくて
そういう時に
心からの笑顔でベットやパンを譲ってあげる
なんてことは出来ないと思うんです

今まで本当に怖くて辛くて痛くて痛くて
そんな中無理やり頑張って
嫌でもしんどくてもなんとかやってきたと思うんです

だから｢他人に興味を持てない自分は駄目なんだ｣と
そう自分を責めてしまうあなたこそ
｢他人に興味を持つ余裕を持てないほど｣
沢山傷ついて来たんだと思うんです

あなたのそんな苦しみを
それを抱えたまま歩いてきたり
なんとか乗り越えてきたり
その事実と心根を
私は本当に尊敬しています

大丈夫です
自分に丁寧に向き合えた先に、
絶対に｢他人への興味｣は生まれます
私がこの身と経験をもって保証します
だからどうかまずは
自分のことを大事に大事にしてあげてください

では本日はこの辺りで失礼します
お読みいただきありがとうございました(*´∀｀*)

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