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016 縦にしたら階段のように

笑うってね、大切なことだって気がする。

辛くて、悲しくて、どうしようもなくて、例えようのない不安で覆い被されて、真綿で首をしめられるように言葉さえも失って、負のスパイラルに陥ったら感情さえも吸い取られてしまう。

本当に辛い時にはね、笑うことさえ忘れるから。

ずいぶん前に、家族が入院して生活が一変してこの先どうしようとなった時、しばらくして浮かんだのは「家族を笑わせよう」だった。浮かんだことで自分のバカさ加減にあきれたが、ちょうど目にした新聞に、笑いの大切さの記事が掲載されていて安堵した覚えがある。

でもね、人を笑わせるって大変!無理にしてもわざとらしいし、妙な空気が流れたから、ほどほどが良いんだなと学習した。それと、自分の心に余裕が無いとできないのかなとも感じた。退院後、笑いがあったから乗り越えれたねって話していた。今ではその家族に笑わせてもらっている。

悩んで自分が笑えなくなってしまうこともしばしばあるが「先の見えない例えようのない不安があっても、笑うことだけは忘れてはいけない」というのを頭の片隅に置いてはいる。

今回は、

Wクリップの上に、本に模した木を縦にして並べて制作してみました

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本の並びの上を見ていたら、まるで上下する階段に見えてきて、またしても階段を作っている自分に笑えてしまいました

もしも凹んでいる時に、Wクリップを見かけたら、この上にのせてるんだよなって笑っていただけたら幸いです。

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