【図解】ほめられたいから、悪くなる
プラス行動を強化するつもりでの声かけで、マイナス行動も一緒に強化しているかもしれない、そんな気づきを図解しました。
自宅で食事中、娘がテーブルに足を乗せるので、足を下ろすように叱りました。足を下ろしてくれたら、すかさずほめてあげます。娘もニッコリ。
……ここまではよかったのですが、再度テーブルに足を乗せる娘。再度叱ると、ちゃんと足を下ろしてくれます。それでまたほめるわけですが、なぜかまた足を乗せる。
叱られるとわかっているマイナス行動をなぜ繰り返すのかを考えてみました。まず、娘は、テーブルから足を下ろしたときにほめられることを学習したと思われます。テーブルから足を下ろすためには、その前にテーブルに足を乗せる必要があります。つまり、娘にとって、「ほめられるためには、まず叱られる行動をする」という理解が生じた可能性があります。
結果的に、ほめてプラス行動を強化するつもりが、同時にマイナス行動も強化していたワケですね。ヒーローになりたくて自分で放火しちゃう消防士の話みたいな、自作自演です。わざとマイナスの状況を作ることでプラスの余地を増やす方法については、過去にも図解していました。
ほめることをせずに、どうにかする方法も考えて実践していきたいです。相手と対等の関係として存在を全肯定しつつ、よい行動・よくない行動を淡々と説明する形になるのかな。
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いつも図書館で本を借りているので、たまには本屋で新刊を買ってインプット・アウトプットします。