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なぜ私が情報発信にこだわるのか?-風が吹けば桶屋が儲かる-

昨年に引き続き、パテントサロン大坪さんが企画した「知財系 もっと Advent Calendar 2021」にエントリーさせていただき、なぜ私が情報発信にこだわるのか?-風が吹けば桶屋が儲かる-を投稿させていただきます。ちなみにAdvent Calendarとは、

本来、12月1日から24日までクリスマスを待つまでに1日に1つ、穴が空けられるようになっているカレンダーです。WebでのAdvent Calendarは、その風習に習い、12月1日から25日まで1日に1つ、みんなで記事を投稿していくというイベントです

Adventar https://adventar.org/help より

です。ちなみに昨年はスナックのざきなどを通じた知財分野における情報発信についてと題して投稿させていただきました。

1.情報発信をする理由

これは去年の知財系Advent Calendarでも書いたのですが、

情報発信すれば情報が集まってくるだけではなく、いろいろと良い出会い・機会に恵まれる

からです。

あと、もう1つ理由を挙げるとすると、

情報発信=アウトプットすることが、次のインプットにつながる

からです。SNSに限らず、書籍や論考を書く際にはいろいろと過去の書籍や関連文献を収集して読み込みます。こういうインプット(過去の経験や知識もあります)があった上で、アウトプットがあります。

しかし、インプットを100とした場合に、そのまま100アウトプットすることはほぼ不可能です。感覚値でしかありませんが、100のインプットに対してアウトプットできるのは20-30ぐらいではないでしょうか。

もちろん、残りの70-80が無駄になっているということではなく、100のインプットを自分なりの咀嚼して再構成するために必要な70-80だと考えています。

以上、2つの理由で大学院生時代からウェブサイトやメルマガ、ブログ、SNS、最近ではYouTubeなどのSNSを通じた情報発信だけではなく、機会をいただければ書籍や論考執筆、セミナー講師なども積極的に行ってきました。

補足ですが、書籍や論考執筆、セミナー講師はご縁だと思っています。良いコンテンツを持っていれば必ず書籍や論考執筆、セミナー講師の機会に恵まれるというわけでもなく、以下に述べるように継続的に情報発信をしていくことで、徐々に認知されるようになり、書籍や論考執筆、セミナー講師のご依頼をいただけるようになると考えています。

2.どこで誰が見ているか分からない

サブタイトルにつけた「風が吹けば桶屋が儲かる」ですが、

風が吹くと土ぼこりがたって目に入り盲人が増える。盲人は三味線で生計を立てようとするから、三味線の胴を張る猫の皮の需要が増える。猫が減るとねずみが増え、ねずみが桶をかじるから桶屋がもうかって喜ぶということ

小学館デジタル大辞泉

のように「意外なところに影響が出ること、また、あてにならない期待をすることのたとえ」として使われます。

情報発信をしていると、まさに”意外なところに影響が出る”ということを実感することがあります。

もともとたかじんnoばぁ〜のようなバー形式のトーク番組にあこがれていたこともあり(まぁ女装するのも趣味とまではいきませんが、やってみたかった)、昨年8月から始めたのがスナックのざき。

通常のイーパテントYoutubeチャンネルのトークセッションとは異なり、知財とはあまり関係のないテーマ(イキり話、エモい、筋肉、お絵描き・・・)について話すのですが、ライブ配信限定なのにもかかわらず意外と多くの方に見ていただき、かつ最近ではクライアントからも「あのスナックのざき見ました」と言っていただけるようになりました。

現在の仕事に好影響を与えているのかは分かりませんが、少なくとも悪影響にはなっていないと感じています(そもそもあの番組を見て嫌悪感を持ったら、その時点で当社に相談されないですが)。

これこそまさに「風が吹けば桶屋が儲かる」だと思っています。

ちなみに、明日は今年最後の「再び知財業界の情報発信のレジェンド降臨!-スナックのざき 年末特番★2021年知財業界・情報発信を振り返る」をライブ配信しますのでぜひともご覧ください。

3.線形回帰的思考から重回帰的思考・システム思考へ

線形回帰というのは

y=Ax+B

のように、YとXの関係が明確です。何らかの要因Xによって、何らかの結果Yがもたらされます。ただ、世の中はここまで単純ではありません。

「風が吹けば桶屋が儲かる」は因果の数珠つなぎのようになっていますが、これも

y1=Ax1+B
x1=Cx2+D
x2=Ex3+F
x3=Gx4+H

のように線形回帰的な思考の延長線にあると感じています。最近では、線形回帰的ではなく、

y=A1x1+A2x2+A3x3+A3x4+・・・・+B

のような重回帰的思考や、Amazon創業者のベゾスさんのナプキンで有名な

出所:https://www.amazon.jobs/jp/landing_pages/about-amazon

のようなシステム思考的にモノゴトを捉えるようにしています。これは情報発信した結果が、意外なところに波及効果が出るという面だけではなく、分析やコンサルティングプロジェクトを行う際にも、モノゴトをあまり単純化しすぎて捉えないようにする際にも有効だと考えています。

もちろん、モノゴトは単純化した方が理解しやすいので、可能な限りシンプルにまとめるように心がけていますが、強引に

y=Ax+B

のようにこじつけないようにすることが重要ではないでしょうか。

おわりに

というわけで、昨年に引き続き情報発信をテーマに知財系アドベントカレンダーに投稿させていただきました。

再度の宣伝になりますが、明日21時からイーパテントYouTubeチャンネルで、「知財系 もっと Advent Calendar 2021」を企画したパテントサロン大坪さんや、その他情報発信を積極的に行っている方々をお客様にお招きしてスナックのざきを久しぶりに開店します。ライブ配信限定ですので、よろしければぜひともご覧ください。


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