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【特許から見る】防衛・軍事技術や宇宙産業における日本の位置づけ

「知財情報を組織の力に®」をモットーに活動している知財情報コンサルタントの野崎です。

昨年来、ウクライナとロシアの戦争や、日本版秘密特許制度の関係で、防衛・軍事技術について注目される頻度が多くなったのではないかと思います。先日の日経ビジネスの特集も防衛産業でした。

防衛・軍事技術と合わせて、私が注目しているのが宇宙産業です。安全保障の面では、最近はサイバー空間・サイバーセキュリティも重要ですし、宇宙空間上における対応も必要となってきます。

ちなみに衛星通信の分野ではイーロン・マスク率いるスペースXがシェア60%を握っており、日本企業の存在感は薄いとのこと。。。。

当然、日本にも防衛・軍事産業や宇宙産業を手掛けている企業がありますので、今回は直近20年間における防衛・軍事産業および宇宙産業の日本企業の位置づけについて特許から見ていこうと思います。

第1回の今回は防衛・軍事産業および宇宙産業を比較していき、第2回で防衛・軍事産業、第3回で宇宙産業について取り上げて、具体的な会社・組織名などについてランキングを確認していきます。

まず今回は防衛・軍事産業および宇宙産業関連特許の全体動向について確認していきます。


1 防衛・軍事産業および宇宙産業関連の特許を特定する

今回は防衛・軍事産業および宇宙産業関連の特許をマクロ的に分析しようと思いますので、特許分類のみで指定します。

まず防衛・軍事産業は

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