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Weekly 特許検索・特許分析

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#特許分類

特定用途の要素技術に関する特許を調べるためには-デンソーの空飛ぶクルマ向けモーターを例に-

「知財情報を組織の力に🄬」をモットーに活動している知財情報コンサルタントの野崎です。 先日の日経XTECHのニュースで「業界騒然の空飛ぶクルマ向けモーター、デンソーに聞いた高出力密度のワケ」 という記事がありました。 この記事では デンソーの空飛ぶクルマ向けモーター に言及されているわけですが、特許を調べる際に 〇〇用の△△ のように用途〇〇向けの要素技術△△というのを調べたいケースってありますよね? 今回は特定用途の要素技術に関する特許を調べるための考え方に

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電動モビリティ(電気自動車・EV)に関するグローバル出願トレンド④-EV関連特許から見た技術トレンド(前編)-

「知財情報を組織の力に🄬」をモットーに活動している知財情報コンサルタントの野崎です。 これまで3回お届けしてきた「電動モビリティ(電気自動車・EV)に関するグローバル出願トレンド」シリーズですが、 ①ライブ特許分析動画 ②日本の位置づけは?中国の出願状況は? ③EV関連特許のメーカーランキング 今回と次回、次々回の3回でEV関連特許から見た技術トレンドについて見ていきたいと思います。 今回  ④技術トレンドを把握するための分析軸設定と分類展開 次回  ⑤EV関連特許か

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生成AIの特許はどうやって調べる?【前編】

「知財情報を組織の力に🄬」をモットーに活動している知財情報コンサルタントの野崎です。 ここ半年ほどは生成AIの話題で持ちきりですね。。。一方メタバースはどこにいってしまったのか、という感じです。 さて、そんな注目を集めている生成AIですが、いざ関連特許を調べる場合にどうアプローチしたら良いのでしょうか? 今回は生成AIのように(専門家ではない私からすると)捉えどころが難しいテクノロジーの特許検索方法について解説していきます。 1 捉えどころが難しいテクノロジーの特許検

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電気自動車の特許分析を行う際の分析母集団検索式作成の考え方②-検索式を作成する-

「知財情報を組織の力に🄬」をモットーに活動している知財情報コンサルタントの野崎です。 前回からスタートした「電気自動車の特許分析を行う際の分析母集団検索式作成の考え方」 初回は「分析対象範囲」について解説しました。 第2回では実際に私が作成した検索式をベースにキーワードや特許分類の選択について解説していきたいと思います。 3 私が作成した電気自動車の分析母集団検索式まずは私が作成した電気自動車の特許分析を行う際の分析母集団検索式について見ていただきましょう(利用してい

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MS Excelで特許分類を用いた特許分析を効率的に行うテクニック②-マッサージ特許訴訟を例に

「知財情報を組織の力に🄬」をモットーに活動している知財情報コンサルタントの野崎です。 年明け早々に の記事を公開しましたが、今回は記事で取り上げたMS Excelで特許分類を用いた特許分析を効率的に行うテクニックの続きです。前回は特許分類(今回はFターム)をそのまま利用しても大丈夫そうであると仮定して分析を進めました。 今回は分類階層も考慮した分類展開の考え方・テクニックについて解説します。 5 特許分類の階層構造特許分類が階層構造を取っていることは皆様ご存じだと思い

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MS Excelで特許分類を用いた特許分析を効率的に行うテクニック①-マッサージ特許訴訟を例に

「知財情報を組織の力に🄬」をモットーに活動している知財情報コンサルタントの野崎です。 2022年もそろそろ終わりますが、今年後半はnote有料マガジンの配信が滞ってしまい大変申し訳ありませんでした。 今年最後の記事として、これまでシリーズで取り上げてきたマッサージ特許訴訟を例にして、MS Excelで特許分類を用いた特許分析を効率的に行うテクニックについて紹介したいと思います。 本シリーズの前回では「特許分析時に特許分類をそのまま利用するか否かの判断をどうするか?」とい

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特許分析時に特許分類をそのまま利用するか否かの判断をどうするか?-マッサージ特許訴訟を例に

「知財情報を組織の力に®」をモットーに活動している知財情報コンサルタントの野崎です。 最近、noteの配信が滞っていて大変申し訳ございません。。。 先月はマッサージ特許訴訟を例にして、「キーワード検索で注意しなければいけない場合」について取り上げました。 今回は、マッサージチェア関連特許を例に、特許分析を行う際にIPC・FI・FタームやCPCなどの特許分類をそのまま利用するか否か、私がどう判断しているかについて紹介していきたいと思います。 1 まずは分析の目的と〇〇を

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キーワード検索で注意しなければいけない場合-マッサージ特許訴訟を例に

「知財情報を組織の力に🄬」をモットーに活動している知財情報コンサルタントの野崎です。 先日、フジ医療器とファミリーイナダが争っていたマッサージチェア特許訴訟に関する以下のニュースをご覧になった方も多いかと思います。 大阪地裁と知的財産高裁のいずれも、特許権者であるファミリーイナダの受けた損害を幅広く認める判決を言い渡しました。 今回はこの特許訴訟の対象となったマッサージチェアを対象に何回かに分けて特許検索や特許分析のコツ・テクニックについて解説していきたいと思います。

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国際特許分類(IPC)の新設・改定状況を知る

今日のテーマはIPC・FI・FタームやCPCといった特許分類の中でも、IPCの新設状況や改定状況を知るための方法について解説します。 Derwent Innovationに収録されているマニュアルコードなどデータベース固有の分類体系を除けば、基本的にはIPC(国際特許分類)をベースにFIやCPCが改定されますので、本記事ではIPCの新設・改定状況を中心にお話していきます(なお、基本的にはと書いた通り、FIやCPCが先行することもあります)。 1. 国際特許分類の改定国際特

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特許検索式作成時のキーワード・同義語抽出テクニック【後編】-口内炎を例に-

「知財情報を組織の力に🄬」をモットーに活動している知財情報コンサルタントの野崎です。 前回は特許検索式作成時のキーワード・同義語抽出テクニックの前編ということで、ウェブサイトでの予備検索および無料ツールを活用したキーワード・同義語抽出テクニックについて紹介しました。 後編では、特許分類も使ったより網羅的なキーワード・同義語抽出テクニックについて解説します。 なお、今回はJ-PlatPatでは出来ない検索になるので、商用データベースPatentSQUAREを利用しています

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特許分類のファセットの活用法-超電導を例に-

「知財情報を組織の力に🄬」をモットーに活動している知財情報コンサルタントの野崎です。 一昨年秋に菅前首相が2050年までに脱炭素社会を目指すと宣言して、あらゆる産業で脱炭素へ向けた動きが加速しています。 そんな中、先日の日本経済新聞に送電時の損失がゼロになる超電導(超伝導)実用化に向けたニュースが取り上げられていました。 超電導(超伝導)については古くから研究開発や特許出願が行われてきましたが、コスト的な課題があり、なかなか実用化に至りませんでした。 上記のニュースで

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特許分析を行う際の分析軸設定④-特許公報の独自分析軸への分類展開-

特許分析を行う際の分析軸設定シリーズも最終回となりました。 最後に、前回説明した独自分析軸に対してどのように特許公報を紐づけていくのかについて解説します。私はこの紐づけ作業のことを分類展開と言っています。 例えば独自分析軸の課題として「低コスト」や「小型化」、「軽量化」などの分析軸を設定したら、分析対象母集団に含まれる公報1件1件に対して、この公報は「低コスト」、この公報は「小型化」、この公報は「低コスト」と「軽量化」といった具合にフラグを立てていく作業です。 11.

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特許分析を行う際の分析軸設定③-独自分析軸の設定-

これまで2回にわたって特許分析を行う際の分析軸の設定について解説してきました。 今回は私が実際に分析プロジェクトの際にどのように独自分析軸を設定するかについて解説していきます。 7. 独自分析軸を設定する前提前々回、前回とIPC、FI、FタームやCPCといった特許分類をそのまま分析軸に利用する際の注意点・留意点について述べてきましたが、なんでもかんでも独自分析軸を設定すれば良いというものではありません。 最初にクライアントから分析プロジェクトのご相談をいただき、その分析

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新規参入企業の保有特許について調べる-「ソニー、自動運転LiDAR素子に参入」を例に-

昨年末にソニーが自動運転車両の中核技術であるLiDAR(Light Detection and Ranging)に新規参入するというニュースが流れました。 LiDAR(ライダーまたはライダ)とはLight Detection and Ranging、Laser Imaging Detection and Rangingの略で、日本語では「光検出と測距」または「レーザー画像検出と測距」(出所:Wikipedia)で、車両が周囲環境をセンシングしながら自律走行するために必須のテ

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