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Weekly 特許検索・特許分析

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2021年6月の記事一覧

Google Patentsでサクっと無効資料調査

「知財情報を組織の力に🄬」をモットーに活動している知財情報コンサルタントの野崎です。 今回はご存じの方も多いかもしれませんが、Google Patentsを使った簡単な無効資料調査について解説します。 1. 無効資料調査とは?そもそも無効資料調査とは何でしょうか? メルマガ読者の方であればご存じの方も多いかもしれませんが、他者が保有している特許権を無効化するための先行文献を探すための調査です。 他社から警告状をもらった、自社の新製品・サービス市場投入前に他者の気になる

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特許以外の情報をどのように収集・分析するのか?-ScienceDirect編-

「知財情報を組織の力に®」をモットーに活動している知財情報コンサルタントの野崎です。 以前にも「特許以外の情報をどのように収集・分析するのか?」と題して、CiNiiについて解説した記事をアップしました。 CiNiiは主に国内の学術論文や図書・雑誌などの学術情報データベースとなりますので、海外の論文・学術文献について調べる際にはあまり有効ではありません。 海外文献を調べたい!というときに役立つのが本日紹介するScienceDirectです。ScienceDirectは大手

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【特定企業の特許ポートフォリオ分析】フォルクスワーゲングループのEV化の流れを特許のマクロ分析から捉える

先日の日経XTechで「衝撃のVW戦略、EV化へ雪崩打つ エンジン消滅に現実味」という記事が掲載されました。 日本政府も昨年末に脱炭素社会を目指して「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」を発表しましたが、ここ数年で自動車メーカーも電気自動車への流れを加速しています。 今回は上記の記事で取り上げられているフォルクスワーゲングループ(フォルクスワーゲン、アウディ、ポルシェ)のEV化の流れについて、特許のポートフォリオ分析を通じて明らかにしていきたいと思います

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特許分析を行う際の分析軸設定④-特許公報の独自分析軸への分類展開-

特許分析を行う際の分析軸設定シリーズも最終回となりました。 最後に、前回説明した独自分析軸に対してどのように特許公報を紐づけていくのかについて解説します。私はこの紐づけ作業のことを分類展開と言っています。 例えば独自分析軸の課題として「低コスト」や「小型化」、「軽量化」などの分析軸を設定したら、分析対象母集団に含まれる公報1件1件に対して、この公報は「低コスト」、この公報は「小型化」、この公報は「低コスト」と「軽量化」といった具合にフラグを立てていく作業です。 11.

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