見出し画像

シン・留学エージェントに必要なこと

僕たちの海外留学業界はようやくコロナから少しずつ立ち直りつつある。

いち早く留学生受け入れを再開したアメリカやイギリスに続き、カナダやオーストラリアなどの留学&ワーホリ人気国も再開された。

今でも当社には留学に行きたくて行きたくて仕方のない人からの問合せが多い。

コロナで変わった留学生のキャリア観

コロナ禍でも留学の相談を受け続けてきたのだが、やはりこれまでとは少し違う。

それは留学希望者の多くが先のビジョンを描き切れていない点だ。

今回のコロナは明らかに個人のキャリア観を大きく揺さぶる出来事だったので、

・留学に行くべきかどうか
・帰ってきて仕事はあるのか
・そもそも留学先で何をしたらいいのか

こうした不安を抱える若者(主に大学生と20代)が増えた気がしている。

逆に、

「もう日本にいても楽しくないから一生海外で暮らしたい」

という考えを持つようになった人もいる。


僕は新卒でリクルートの代理店に就職したこともあって、キャリアという言葉に親しい場所で生きてきた。

退職して留学エージェントを立ち上げてからも、留学希望者のキャリアというものを、時には留学生本人以上に気にしてきた。

そんなこともあってかコロナで留学事業がストップしている間に以前から興味のあった国家資格キャリアコンサルタントを取得した経緯がある。

他にも色々な理由があるのでそれは別の記事を読んでほしい。

とにかく、これからは留学エージェントには留学後のプランを一緒に考えられる人材が求められると思うのである。

従来の留学エージェントとは

昭和、平成の時代は留学そのものがほとんどの人にとって馴染みが無く、情報を得るにも大変苦労した。

そんな中で留学エージェントに求められていたのは、正しい情報をいかに正確に伝えられるか、だったように思う。

お客さんは海外のことや現地の学校を知るわけがないので、知識のあるカウンセラーが様々な情報を伝えることが最大の価値だった。

これには大きな落とし穴がある。

情報を持つ側(エージェント)の力が強いせいで、顧客はカウンセラーの言いなりになるしかない。自分で入学の手配をするのは難しく、カウンセラーに勧められた学校へ行くしかない。

当社に来る顧客の中には「他のエージェントに相談に言ったら『そんな甘い考えではダメです!』となぜか説教されました…」という方がかなりいた。


当社のカウンセラーに入社後最初に伝えるのは、

「絶対に『学校紹介屋』にだけはなってはいけない」ということ。


老舗の留学エージェントに行くと、座って数分でいきなり学校紹介をされることがある(自分も何度も経験した)。

留学の目的も顧客のプロフィールも聞くことなく、

「カナダに留学したい」と言えばすかさずカナダの学校のパンフレットを数冊持ってくる。

学校と料金の説明をしたらものの数十分で一丁上がりで申込み。

手数料が10万円以上かかることも、万が一キャンセルした時に何十万円もキャンセル料が取られることを説明していない会社も多い。


キャリアについても適当なアドバイスが多く、

「TOEICで700点あれば外資系企業に就職できる」
「ワーホリに1年行けば飛躍的に英語力が上がるから年収がUPする」

などと無責任なことを言い、聞いた側もそんなものかと思って余計に前のめりになってしまう。

先行きが不透明な時代に留学エージェントが出来ること

画像2

留学は楽しい。

ほとんどの人が留学に行けば「楽しかった」と言って帰国するだろう。

だけど僕たちアナザーストーリーではその先の顧客満足を目指したい。

「留学で人生が変わった」

と言ってもらえるようなサービスを追求したい。

そのためには留学という一時的なイベントだけでなく、顧客のライフやキャリアまで一緒にプランニングしていく必要がある

留学後のプランが定まらない場合には、いったん留学の話は横に置いてキャリアカウンセリングをさせてもらうこともある。

noteのタイトルをつける関係で何となく「シン・留学エージェント」と銘打ったが、僕たちアナザーストーリーはライフとキャリアのビジョンを照らし合わせた留学カウンセリングをしていくべきだと確信している。

留学もキャリアも相談したい方にはぜひ当社へ問合せしていただきたい。




◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

シン・留学エージェントで思い出したけど昔、俳優の加勢大周が売れた後に全く別人の新加勢大周っていましたね。

すごいネーミング。

画像1

Wikipedia見たら新加勢大周は2年もオーストラリア留学していたらしい。

これはシン・情報だね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?