感想|「きゅん。」の大渋滞 ー名探偵コナン100万ドルの五稜星
名探偵コナン 100万ドルの五稜星
毎年楽しみにしている、劇場版名探偵コナンを観てきた。
(ネタバレを気にせずに書くので、気になる人はご遠慮ください。)
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前作に続き、主題歌を含めて世界観がよかった。
前作は緊張感の続く内容に、スピッツの美しい鰭が。
本作は思いが交錯する内容に、aikoの相思相愛が。
「きゅん。」が大渋滞を起こした。
自分が「きゅん。」の主人公にならなくなってから久しい。
慣れない「きゅん。」が消化できない。
大渋滞。
だけど、いい。それが、いい。
平次が和葉を想う気持ちはもちろんだけれど、
蘭がその二人を想う気持ちもいい。
平次が新一のビックベンを意識しちゃうのもいい。
キッドがコナンや平次と協力するのもいい。
平次と沖田のライバル関係もいい。
キッドが中森警部を思う気持ちもいい。
青子のお父さんである中森警部だからこそ、いい。
青子に電話をかける快斗もいい。
優作と盗一のやりとりもいい。
言葉や行動にしなくても、思い合っていることがいい。
盗一がこっそりと見守っていることもいい。
息子(たち)を見守る父親がいい。
恋愛感情だけではなく、
誰かが誰かを大切に思う気持ちがたくさんある。
そのどれもが愛おしい。
「きゅん。」ってする気持ちは、決して恋愛感情だけではない。
久しぶりにきゅんとして、
なんだか自分にも誰かにも優しくなれそうな気持ち。
好きなら好きでいい。
自分の大切に思うものは、ずっと大切にすればいい。
誰かの承認はいらない。
自分が好きなら、それでいい。
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