憂鬱な日曜日の夕方を,ほんの少し前向きに過ごすための方法。
憂鬱な時間をほんの少し前向きに過ごすためには,
少し手の込んだ料理をするといい。
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日曜日の,つまり休日明けの仕事前日の夕方になると,憂鬱な気持ちになる。
今まで楽しく過ごしていた休日が,色を失くす。
仕事が嫌というわけでもない。いや,嫌なことはあるけれど,おおよそ嫌いじゃない。たぶん天職だと思う。だけど,憂鬱な気持ちになる。すべてがどうでもよくなって,ありとあらゆるやる気をなくす。そして,自己嫌悪に陥る。という悪循環。なんなら,月曜日の朝は少し遅めの出勤にするときもある。それでどうにかなるならいいけれど,毎週そうもいかない。
さて,今日の夕方は少しようすを変えた。
憂鬱な日曜日の夕方を,ほんの少し前向きに過ごすための方法。
今日は少し手の込んだ料理を二品つくった。
昨晩のうちに近所のスーパーに買い物に行き,材料を揃えておいた。お肉はちょっといいものが値引きされたものを購入し,どうしても今日つくらないといけない状況にしてみたりなんかして。きっと憂鬱になるんだろうから,とにかく作らざるを得ない状況を完璧に整えておく。レシピは忠実に守る。何かで代用するとか,ちょっといいや,なんてことはなし。
いつもなら,大体で料理をするところだけれど,レシピを守る。とにかく守る。
憂鬱になったときは,何もしたくなくなる。
どうでもよくなる。何も考えたくなくなる。
だから,何も考えなくてもいいように,レシピ通りに,ただ手を動かすだけ。
16時過ぎから取り掛かる。憂鬱になる前のギリギリのタイミング。
時間に余裕があるから,段取りも考えすぎなくていい。煮込みと何かを同時にやって…なんてしなくても,まずは煮込みに集中する。その後に,次の動作をすればいい。とにかく目の前の料理に集中する。何も考えずに,ただレシピ通りに。
すると,いつの間にやら美味しい料理が出来上がる。
下がりかけていたどうでもいいという気持ち,自分なんてという気持ちを上書きするように,自分が作った料理が目の前にある。私でもこんなのが作れるんだと,ほんの少し前向きな気持ちになれる。
16時過ぎから作り始めているもんだから,自ずと夕食が早くなる。
すると,ゆっくりとした夜を過ごし,早く寝ることができる。
明日は,出勤しぶりが起きないかもしれない。
来週は,何を作ろう。