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ブルガリアの冬〜2021年


2021年のブルガリアの初雪は、11月30日(火)だった。

朝目が覚めると、あたり一面真っ白。

日本でも久しく雪を見ていなかった私は、一晩でここまで積もるのかと、積雪の速さに驚いた。


空を見上げても、街を見つめても、下を見下ろしても目に映るのは真っ白な世界。

より一層、バラの鮮やかさが際だつ。

寮の前にいた雪だるま

初雪の日は、みんなが浮き足立っていたような気がする。

寮の外では、スペイン人たちが全力の雪合戦をしている。

私の部屋の構造上、寮のエントランス部分の屋根に登ることができる。

「スペイン対日本!」なんて言いながら、地上にいる彼らを見下ろし、屋根から参加してみる。

すると、こちらに気づいた彼らも負けじと雪を投げてくる。  

夢中になって遊んでいると、いつの間にか体が熱くなっていることに気づいた。

木の枝に積もった雪が、夜の黒さの前では波であるかのような迫力をみせてくる。

君たちも、寒いよね…。(多分)
真ん中の道、通らせてもらうね。

おい…一体私に何を求めてるんだ…⁈


雪で転ぶし、風邪は引くし、なんと言ってもめちゃくちゃ寒い。

そんな冬のブルガリアも確実に、春を迎える準備を始めている。

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