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ブルガリアってどんな国?

ブルガリアでの生活を始めて早2ヶ月が経とうとしている。

ジムの月会員になり、お気に入りのカフェを見つけ、寮のランドリーのおじさんには名前で呼ばれる仲になり、スーパーで買い物をする際には何となく商品の“高い“のか安い”のか感覚的に掴めるようになってきた。

少しずつ、ブルガリアの”日常”が自分の”非日常“ではなくなってきたところ、と言えるだろう。


完璧に慣れたわけではないが、完全な現地人ではない今の時期に、全体的な雰囲気を伝えるための簡易版として一度ブルガリアでの生活について書き留めておこうと思う。

ブルガリアといっても首都ソフィアに関する話であることは留意して頂きたい。

言語について

ブルガリアの公用語はブルガリア語である。

社会主義時代を経験した上の世代の人々の中にはロシア語を話せる人も多い。
一方で、若い世代のほとんどは英語を話すことが出来る。

ブルガリア人の友人は、ブルガリアでは英語とブルガリア語の他に最低でも一つの言語を話せないと仕事を得るのは難しいと話してくれた。

私の在籍するソフィア大学には「日本学部」があり、彼らのほとんどは3年生にもなると日本語をかなり上手に話すので毎度驚かされる。

ちなみに、私はブルガリア語を勉強し始めておよそ3ヶ月ほど経つのだが、レジでのやり取りなどを拙いブルガリア語で行うと店員さんが褒めてくれることが少なくない。

東洋人がブルガリア語を話すこと自体がとても興味深いのだろうと思う。

この反応が私にとってたまらなく嬉しいのも、ブルガリア語学習の大きなモチベーションの一つだ。


食生活

ヨーグルト「кисело мляко」
日本の人々がブルガリアと聞いて最初に思い浮かべるのは“ヨーグルト”だろう。

ヨーグルトについては改めて別の記事でしっかりと紹介したいのだが、今言えることは日本人の持つヨーグルト=ブルガリアのイメージはあながち間違っていないと言うことだ。

ブルガリアで生活をしてみて、スーパーに並ぶヨーグルトの量にはとても驚かされた。

ブルガリアのスーパーに並ぶヨーグルト

朝早く起きた際に、近所にあるスーパーの開店待ちをして撮った写真

ケバブ人気の高さ

ケバブについてあまり伝える気のない写真

ケバブについて伝えたいという気が全く感じられない写真で申し訳ない。

学生街で生活しているとそこらじゅうにケバブ屋さんがあるのが面白い。
ブルガリアではケバブは「дюнер」(ドュネル)と呼ばれていてこれはトルコ語由来の言葉。

意味としては、「回る」みたいな感じらしい。ブルガリアにはこのようなトルコ語由来の言葉は多い。

野良犬&野良猫

散歩中に見つけたネコ

ブルガリアでは、街を歩けば必ず野良猫、野良犬と出会う。

彼らのほとんどは太っていて人懐っこい。(残念ながら、なんらかの病気を持っている可能性が高いので触れ合ったことは無い)

近所の人が餌を与えている光景を何度か見かけた事があるので、地域全体で飼っているという場合が多いことが理由ではないかと考えている。

ブルガリアの野良犬

私ごとで申し訳ないが、完全に猫派故に、猫と比べて犬の写真が圧倒的に少ない。

観光地としてのブルガリア

ヴィトシャ通り

ブルガリアの有名な観光地の一つ、ソフィア中心にあるヴィトシャ通り

通りの奥に見えるのは標高およそ2290mのヴィトシャ山だ。

寮からも見えるこのヴィトシャ山は、山が街全体を見守っているように感じさせてくれる。

ブルガリア聖ペトカ教会

聖ペトカ教会


ソフィアの中心では、教会などの名所を一気に歩いて回ることが出来る。
街中に歴史的な建物が、思いっきり雨風が当たるところに建っているのもなかなか興味深い。

ソフィアでは、地下鉄を開通工事の際に遺跡などが見つかることは珍しいことではないらしく、私の地元である日本の奈良県に通ずるものがあるな、と感じた。

〜最後に〜

ブルガリアから日本への直行便がないのも、日本人にとってブルガリアを知る機会が少ないことの理由の一つだろう。

実際に私自身、毎日のようにブルガリアという国に驚かされ、考えさせられることが多い。

今後も、観光客としてではなくそこで生活する1人の人間として感じたことを発信していきたい。

一つの国を客観的に見ることができるこの経験を活かして、日本の皆さんに少しでもブルガリアのことを知っていただければ幸いだ。


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