マガジンのカバー画像

ソーシャル活動あれこれ

188
ソーシャル的な活動、ボランティアなどを通して学んだことのまとめです。 あくまで個人の意見として書いており、団体や関係各所としての総意ではありませんのでよろしくですー
運営しているクリエイター

#考え事

多様性のある世界の中身

今回は「多様性/ダイバーシティ(Diversity)」についてのちょっとしたお話。 0、昨今よく耳にすることが多くなった。 割と、これからの社会が目指すべき理想めいた風に使われている気がする。 しかし、自分はどこかその使われ方に違和感をぬぐえない。 要は「色々なものを受け入れられるようになりましょう」ということなのだろうが、何かが足りてないと感じている。 ーーーーー 最近、多様性の価値を認めている企業の一つと言えるGoogleでこんな事件があった。 Goog

何かやりたいことを達成したい際、自身が学んだ3つのこと

日々いつも色々な意見の参考に読ませていただいている永江さんのBlog 今回もぐうの音が出ないほど良く分かる内容でした(´Д`ll ‐‐ 自分は「過去の経験を活かし、現在とこれからを自己肯定できる日々で満たす」という生き方を送れるようになるために、社会的独立を志して3年とちょっと経ちましたけど、3年前の見通しは甘かったし、日々の積み重ねが大事だなと今さらながら実感しています。 ※また今月末辺りに3年目のまとめを書く予定です(追記:書きました) 1年目:なぜ当事者が集まる

人間関係を続けることと、お金の関係について

一つ気になったニュースがあったので、取り上げてみました。 主催者側の意見がメインのようです。 すべて個人の経験則(主催も所属も)から学んだことになりますが、 表題に対する結論として、人間関係を主体とするサロン(広い意味でコミュニティに含めるとする)そのものを事業化することは「困難」と考えます。 そこのつながりから新しい事業を作ることは可能であったとしても。 ※内容は無名の人とあるので、元から何かしらで有名な方は別です。あれはミュージシャンで言うファンクラブのような扱いに

Teal組織とは

あなたは最近「ティール(Teal)組織」という言葉をどこかで耳にしたことは無いだろうか? 職場やコミュニティにおける新しい組織の形態として、密かに注目を集め始めている。 この組織のことを簡単に言い表すと、 「組織に所属するメンバーそれぞれが、①何らかの目的達成のために、②心を自己開示することと③組織に対する自己決定(自律的思考や行動)ができ、周囲を含め他者への信頼を持った多様な人々によって構成された集団(組織)のこと」 と述べることができる。 これだけではイマイチ概要

「コミュニティの憂鬱」を解決するためには何が必要か?

私は現在とある当事者コミュニティの運営者として活動している。(→離婚の子どものコミュニティ「BrandNewMoning」 ) そのコミュニティを運営したり、他のコミュニティの運営を手伝う中でたまに悩むことがある。 コミュニティに所属している皆さんもこう考えたことはないだろうか? ・なんでみんなでいい事をしようとしているにも関わらず、議論が全然進まないのかなぁ… ・みんなでうまく協力し合うことができれば、もっとコミュニティが良い方向へ進みそうなのになぁ...と それは

「麦わらの一味」から考える組織活動の在り方とは?

最近物の例えでONE PIECEの「麦わらの一味(麦わら海賊団)」を例に組織(コミュニティ)としての活動について話したのだけど、中々話が盛り上がったので今回改めてまとめてみることにした。(扉絵はマウスで頑張ったよw) ちなみに、自分のONE PIECEに対する知識は五段階中「三」くらいであり、ここ最近(過去1~2年)の大きな流れや、細かい人物像まではそこまで詳しくないことをご容赦願えればと思う。(もちろん今回wikiなどで読み返したりはした) ※なお、作中では「麦わらの一

理想の生き方を目指して、2年間行動してみた結果

はじめに みなさんこんにちは 平賀信吾(NOB)です 今から過去2年間において、あなたはどのように過ごしてきましたか? 2月28日は私にとってもう一つの誕生日でした。 2年前(2016年)のこの日、私は社会の中で自分の理想の居場所を作るべく行動を始めました。 そして、これまで紆余曲折をしながらも、何とか生きて参りました。 今回は、過去2年間の行動を通した自分の人生と、やりたいと思って続けたこと(メインのNPO活動他)について、振り返っていきたいと思います。 (去年

「やりたいことがない」という悩みを持つあなたへ

今日は一つとあることについて気付くことができたので、まずはそのきっかけとなる記事を紹介 ついに国連で講演へ!82歳プログラマーが語る「100年時代の思考法」——「人生は風見鶏でいい」(BUSINESS INSIDER JAPAN 2018/02/01) 記事の内容は80歳を過ぎて、iphoneのアプリを開発した若宮正子さん(82)が、2月2日の国連総会の基調講演に立つというもの。 この方については、去年か一昨年からちょいちょい名前を耳にしており、ずいぶんアグレッシブな人

自分を変えたい人へ

色々な悩みを抱えている人の話を受けていると、時々こんな場面に出会う。 「変わりたい」「自分を変えたい」 口に出して言うものの、その先へ進めずにもがいている人は多い。 彼らの葛藤は分かるし(おそらく変化に対応するための自信の無さや、恐怖心が原因だろう。少なくとも自分はそうだった)、支援者としてどうにかしてあげたくて、もどかしさを感じることもある。 ただ、支援者として変えてあげたいと願う者と、変わりたいと願う者の意識の差は実のところ結構大きく、ここにだけ視点を置き過ぎると

真面目と不真面目、ポジティブとネガティブ マーブル模様の世界

私は不真面目よりは真面目な人間だ。(自覚として多分) そしてポジティブよりはネガティブな方だと思う。 ただし、これは常に一定ではない。 あっちへ行ったり、こっちへ行ったりを繰り返しながら、日々生きている。 なので、人の精神状態とは常に一色では無いというのが持論なのだが、その説明として大きな軸にできるものが何かないかなと探していた。 最近色々な人の意見を聞いたり読んだりする中で、気付いたものがあったので表してみたい。 1、対比と交差の4つの視点 上の図は、人が何か

「差別や苦労が起こることが当たり前」とされる社会において、それを受け入れ生き抜いていくためにはどうしたらいいのか?

今回のお題は、NPOでの活動中に、とある話し合いから生まれたものである。 人生長く生きていれば色々なことがあると思う。 人によっては、とんでもない差別や理不尽に遭うこともあるだろう。 こうした出来事に対して本人が遭う/遭わないで済むかは、ある意味「運」だと思うのだが、遭ってしまった場合、心や身体にダメージを受けることが多い。 不幸な経験自体は大小様々だろうが、そうしたものを経験する中で、「あなたはこれまでどうやって受け入れながら生きてきたのか?」ということを問われた。

「17歳のきみへ」 30歳を過ぎてようやく人生を動かし始めた人間の話

初めに(このリンク先へ飛んできた方へ) 最近知り合う方が増えてきたので、改めて自己紹介させていただきます。 私の名前は平賀信吾と言います。ニックネームではNOBと名乗っています。 現在、親の離婚によって様々な悩みを抱えた人たちが自由に語れる居場所を作るために、日々活動をしております。 自己紹介でこう名乗ると、大抵次は「なぜそれをしているのですか?」と聞かれます。毎回手短に団体の誕生ストーリーを語るのですが、そこに私の人生のことはあまり含めません。 真面目で片っ苦し

親密不全と向き合って

この後の人生において、自分が今後一生を掛けてでも尽くしたいと思えるパートナーと出会える可能性は低いのではないだろうか? だから恋愛に一生懸命になるのは止めよう。 上記の文は、おそらく自分の中では最もパーソナルな部分に関わる内容の一つである。 と言うか、これまで心の中で面と向かって向き合うことを割と避けてきた可能性がある話題だ。 テーマ人を愛すること/己以外の他者を全幅で信頼することについて 恋愛の話である。 私は、「愛する」ということを相手の幸せを考え身返りを求め

不安の消し方について考えたこと

「このまま人生を進んでいいのか、不安なんですよね~」 その悩みを聞いた時、正直ぜいたくな悩みだなぁと軽くからかうように返答したのを覚えている。 だってその人は、自分の境遇と比べてはるかに安定した、ごく普通の人生を送れているように思えたからだ。 ただ、今だったら確実に別の答え方をするだろうと思ったのでblogを書くことにした。 ーーーーー 1, 1~2年ほど前から、ソーシャルビジネスや社会貢献に興味を持ちだしてから、色々とその手のイベントに顔を出すようにしていた。