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郷土愛×偏愛企画 Vol.2 『小浜の藍で沸かせよう』

わっしょい!2期生・キンキセトラーの鈴木優雨です。
9月に入り、朝晩には涼しい風を感じる日も少しずつ増えてきて、
秋の足音が遠くから聞こえてきているのを実感しています。
季節の変わり目、ご体調崩されないよう気をつけてくださいね!

さて、アナザー・ジャパンはキュウシュウ展がOPENして早1ヶ月。
本当に、一瞬で過ぎた1ヶ月でした。
一期生からバトンを受け取り開業、やはり慣れない作業や対応に追われ、あれよあれよという間に時間が過ぎてしまったような感覚です。
しかし、企画展を横断してご来店してくださるお客様や想いに共感してくれる多くの方々の助けのもと、本当に充実した時間を過ごせているなぁと心から感じています。本当にありがとうございます。

1. 郷土愛×偏愛企画 vol.1 『筑後の糸で沸かせよう』を振り返って


セトラーにも「MONPE」は大人気!たくさんの方にお買い求めいただきました。

8月17日から8月31日にかけて、2期生からの新企画「郷土愛×偏愛企画」の第一弾である、『筑後の糸で沸かせよう』を実施しました。
担当者は、福岡県出身の鈴木愛唯(すずきまい)さん。
福岡県筑後地方への郷土愛と「糸」という独自の偏愛を組み合わせた特集を展開しました。
特に伝統的な久留米絣を用いた製法で作られている新しい日本作業着の形をテーマにした『MONPE』は、多くの人に手に取っていただきました。商品の良さだけでなく、筑後地方にも興味を持って下さった方もいらっしゃり、アナザージャパンの「いらっしゃい おかえり いってらっしゃい」の体現が垣間見えた2週間だったのではないでしょうか。
『筑後の糸で沸かせよう』の企画終了後も、店内で特集商品は引き続きお取り扱いいたします。
期間中に間に合わなかったという方も、ぜひ店舗までお越しください!

2. 第2弾は『長崎・小浜』!偏愛は『藍』

企画第2弾を飾るのは、長崎県雲仙市にある小浜町。
担当者はキュウシュウセトラー、大学2年生の阿部啓吾(あべけいご)くんです。
長崎県諫早市出身で、大学では古典芸能やその思想などを専攻しています。
セトラー間での呼び名は「あべっち」。ユーモアに溢れる傍ら頭脳明晰で、鋭い意見もしばしば投げかけてくれます。
そんな彼の偏愛は、『藍』。
『小浜の藍で沸かせよう』というコンセプトを掲げ、小浜町の魅力がそのまま詰まった「藍」を中心とした商品をラインナップしています。
今回、この郷土愛×偏愛企画に込めた想いを直接インタビューさせてもらいました。

3.「郷土愛×偏愛」企画に込めた想い

Q:長崎県小浜町を選んだ理由は?


小浜町は温泉が有名。しかし他にも魅力が、、!

A(阿部啓吾):「長崎県雲仙市小浜町は、ちょっとした遠出として家族とよく訪れていた場所です。この町の一番の魅力は、生活と観光が強く紐付いていること。長崎はよく『異国情緒』だったり『国際的』という部分だけ取り上げられがちです。多くの人が訪れる長崎県内の観光地もそのような場所がほとんどな一方で、長崎の生活に密接した文化に触れられる場所は少ないのではないかと考えました。この点、雲仙市小浜町は温泉地として有名でありながらも、若い人を中心とした移住も少しずつ進んでおり、訪れる人と暮らす人の両方を魅了する街なんです。なので今回の企画のモチベーションはこの『小浜町』のPRをすること!多くの人にこの町の良さを知っていただきたいです。」

Q : 自分にとって偏愛の「藍」とは?


アイアカネ工房の店舗風景。

A(阿部啓吾):「僕にとっての『藍』は小浜町との縁を作ってくれた最も大きな『きっかけ』といえます。エリア出張でキュウシュウ担当セトラーの皆と出張に行った際に訪れた、アイアカネ工房さん。ここには人と自然が一つの円を成して循環しているようなものづくりがありました。藍染め以外にも、『藍を食べる』というコンセプトの下、藍を用いたお茶やふりかけなどを展開されています。アイアカネ工房さんの「藍」、ひいては植物に対する考え方から、衣食住を自然と共にする尊さを知ったこと、これこそが特集地域を小浜町にする大きな後押しにもなったのです。この自然と人の関係は、小浜町全体に浸透しています。温泉の熱を利用した食文化や、豊富な海の幸。藍をまとい、食すサイクルを特集を通じて知ってもらうだけではなく、そこから小浜町全体の生活サイクルにも興味を持っていただけたら、こんなに嬉しいことはありません。」

Q:今回の特集に対するこだわりは?

A(阿部啓吾):「特集で一番伝えたいことは『小浜町の魅力』です!この特集が小浜町へ訪れる一助になれば、という強い願いから、『長崎・小浜 特別ブック』の作成、無料配布を新たに始めました。ありふれた観光記事とは一味違い、小浜で「暮らし」ながら観光することをテーマに紹介させていただいているので、ぜひ手に取ってご覧いただきたいです。例えば、『温泉蒸し』。ミネラル分の多く含んだ温泉から生まれる高熱の蒸気を使った野菜や魚の蒸し料理は、小浜の名物。温泉は浸かるだけでなく、食でも楽しめることをご紹介しています。県民だからこそ知るお店や地域の特性もピックアップしているので、店舗にいらっしゃった際には冊子をお持ち帰りいただき、長崎県への旅行計画を練る時に、ぜひ取り入れていただきたいです。」

Q : 最後に、意気込みをお願いします

A(阿部啓吾):「長崎県民として、このような地元をPRする機会をいただけたことを非常に嬉しく感じると共に、新たな長崎の魅力を一人でも多くの人が出会えるような場所になるにはどうすればいいか、一生懸命試行錯誤してまいりました。ぜひ店舗にお越しいただいた際には商品・地域の魅力を直接お話しさせていただけたら嬉しいです。小浜町の温泉熱を商品にこめて、ここアナザー・ジャパンに持ってきました!ぜひアツいものづくりと地域性をご体感ください!」

出張にて撮った一枚。ご来店お待ちしております!

ライター:Yume Suzuki(キンキ)

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