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地方出身の学生が、本気でもうひとつの日本をつくるために、セレクトショップをオープンするまでの話

学生が本気で商売を学び実践する、47都道府県地域産品セレクトショップ「アナザー・ジャパン」、7/27と8/1の2日にわたる内覧会を経て、8/2(火)、ついに、オープンしました!!

中川政七会長とはしゃぐメンズ

何回も何回もやり直したドタバタの売り場づくり(前回のnoteみてね👀)の先に待っていたのは、実際に目の前のお客さんと数字に向き合うということ。経営のノウハウなんて誰も持っていない18人の学生が初めましてと顔を合わせたのがちょうど4ヶ月前。膨大な時間もエネルギーも注いで準備した地域産品セレクトショップは、もう夢物語ではなく、「自分たちのお店」になっていました。

▶︎初めてのお客様の顔を思い浮かべながら準備する日々

8/2の正式オープンの前にメディアや、サポーター企業の皆様へのお披露目会を行いました。開業を支えていただいた感謝の気持ちを伝えるために、そして、オープン初日に向けて士気を上げるために開催した内覧会です。初めてのお客様にワクワクドキドキで胸がいっぱいのスタートでした。

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気合いを入れて内覧会スタート!!

どうやったらわざわざ足を運んでくださった方に充実した時間と体験を提供できるだろう...。何回も何回も、初めてお店に来たお客様の気持ちになってコンテンツを考え、シュミレーションを繰り返しました。そこで思いついたのが目玉企画、『"宴コンシェルジュ"が、あなたにぴったりの宴選びます』。試着室兼ライブコマースブースのカーテンの裏から仕入れをしたキュウシュウメンバーが飛び出し、"宴コンシェルジュ"として、ひとりひとりに合わせたおすすめの商品を選び、推しポイントやつくり手さんの想いをプレゼンする企画。コンシェルジュが薦めた商品を欲しい!と言って本当に買ってくださる方も多く、コンシェルジュを通してお客様に商品の魅力が伝わった瞬間は今までで1番手触り感のある瞬間でした。こういった企画ができるのは、実際に現地で仕入れをして接客販売まで一貫して行っている私たちならではの強みゆえのものだと改めて実感しました。実際に開業後もこの企画を行っているので店舗に足を運んだ際にはスタッフにぜひお声がけください☺️

宴コンシェルジュを担当した山口晴

様々なメディアに取り上げていただき、なんとyoutuberのハレノヒさんも素敵な動画を投稿してくださいました😭✨4ヶ月前、まだ何もなかったところから学生全員が目を輝かせてお店に立ちお客様と話している姿をテレビやwebニュースでみるたびに本当にみんなの背中が何回りも大きくなっていることを実感していました。

▶︎ついにオープン、お客様にどうやったら想いを伝えらえれるだろう。

そして、迎えたオープン初日。
2022年8月2日、11:00、お店の暖簾をかけ、円陣を組んで「アナザー・ジャパン!!」の掛け声と共にわたしたちのお店はオープンしました!!!!

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開業初日の暖簾がけの様子

これまで学生とつくり手さんだけのコミュニケーションだったのが、ここからはお客様とのコミュニケーションも始まります。アナザー・ジャパンは、本格的に、地方のいいモノと人とが交わる場所になる。仕入れをしたのはキュウシュウチームの3人だけれど、店舗に立つときは他のメンバーも同じ熱量と知識量でお客様に魅力を伝えられなければなりません。350点以上ある商品の接客トークシート(=商品が生まれた背景やどのような順序で魅力を伝えたら良いかを書き起こしたもの)を電車の移動時間で読み込むなど、少しの隙間時間でもお客様に想いを届けるための努力を惜しみませんでした。

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夜の店舗はまた違った雰囲気✨

▶︎初めてのお客様と向き合った時の新鮮な気持ちを忘れないでいたい

近隣で働いている方やニュースやwebをみたお客様がたくさん来てくださり、想像以上のお客様を目の前にしたときやっと開業できたことを実感し涙が出そうになりました。
もともと3人だったシフトでは到底お店のオペレーションを回すことができず、追加で3人緊急出勤することになったり、早くも品切れの商品が多数発生したりと想定外のこともたくさんありました。
「忙しいととにかく目の前のことで必死になりがちだけど、このお店をなんのためにつくっているのか、を常に考えるんだよ。」という中川政七会長からいただいた言葉。

「このジャム、九州に行ったときに虜になったんだけどなかなか手に入れることができなくて…仕入れてくれてありがとう!!」と全種類のジャムを購入してくださった方。
「本当に綺麗…..」とうつわに見とれて言葉を失っていた方。
「今日はこのお酒とおつまみで久しぶりに家で宴を開きます!」とルンルンでお店を後にしてくださった方。

チームの努力が初めてお客様からの声と数字にあらわれた日。嬉しさも悔しさも倍増の1日でした。私たちは全員「経営者」です。自分達で損益分岐を計算して毎週毎月の売り上げ目標も立てます。お店を経営するためには目の前の数字に向き合うことも必要なことです。でもその数字がどんなふうに変動しようとも、忘れてはならないのはつくり手さんとお客様の顔だと思っています。
つくり手さんの商品に込めた想いを私たちが受け取り、お客様にその想いが少しでも巡るような接客をしたい、そう心から思えた初日のことを私たちはずっと忘れないでお店に立ち続けます。

「地元愛」と「フロンティアスピリット」だけは人一倍強かった18人が、自分達のお店を経営するまでになりました。

私たちのお店「アナザー・ジャパン」はまだまだ始まったばかり。

私たちの挑戦を応援してくれる方、ぜひまずは、お店に足を運んでみてください。

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キュウシュウポーズでパシャリ📷

本日のライター:Yukiho Yamamoto(チュウゴクシコク)

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学生経営の地域産品セレクトショップ「アナザー・ジャパン」

住所:東京都千代田区大手町二丁目6番3号 TOKYO TORCH
銭瓶町ビルディング1階 ぜにがめプレイス
営業時間 : 全日 11:00〜20:00
(各企画展の入れ替えの日は店舗休業となります。詳しくはインスタまで)


▼ショップHP

▼Instagram

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▼Twitter

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#アナザージャパン #学生経営 #地方創生 #開業






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