介護で希望休を無制限にする!
こんにちは。
株式会社アナザーエイト(設立準備中)の岡本久嗣と申します。
私は介護事業所や働く介護職の支援を仕事にしていきたいと考えています。これまで自分がどのようなことを考え、実行してきたか、その施策の結果はどうだったのかをお伝えしていきます。もしご興味を持っていただいたならXのDMを通じてご連絡、お仕事のご依頼をいただけたら嬉しいです。(HPなどはまだ作成途中)
希望休は何日までOKですか?
入所系施設(特養、老健、有料老人ホーム、サ高住など)で勤務されている介護職の方にお聞きしたいのですが、毎月、希望休は何日分提出できますか?(入所系施設は土日祝含めて24時間365日稼働しているため常勤職員は固定の休みがなくシフト制となっています)
聞いたことがある話では、ほとんどの施設が2日、または3日でした。
入社した当時の自社も「3日まで」でした。
※補足※
希望休:常勤職員は月8~9日間の公休があり、そのうち休みの日を指定できる日のことです。
希望休 無制限!
それを「希望休は無制限!予定があるならいくらでもOK」に変更しました。
目的は1つです。
そうです、従業員満足度の向上のためです。
希望休が必ず通る ⇒ 予定が立てやすくなりプライベートが充実する ⇒ 人生が充実 ⇒ 仕事にも精を出す
という好循環のループです。もちろん自社の大きな特色となり、「従業員のことを考えている施設」と思われ、離職率低下にも役立ちました。
なぜ希望休の日数には制限があるのか?
このように、この人手不足のご時世にいいことづくめ。
なのに、実行している事業所は皆無。
その理由は…?
はい、その通り。
シフトが組めなくなると思っている、もしくは組むのが大変になるからです。
実際、どうなのかというと…
はい、大変です(笑)
でも、僕はこう考えていました。
シフト作成が大変になるのはわかっている。
けど、管理者が今よりも頑張れば、介護職員全員が働きやすくなる。
頑張りがいあるやん!!
まあ実行できた理由に、始めた当時は自分にできること自体があまりなかったので踏み出しやすかったというのもありますが…(笑)
これはほんとに他の事業所にも広まって欲しいなと思うことです。
導入の効果
・従業員満足度が上がる
・離職防止に役立つ
・採用の時に謳えるので応募に結びつく
・上司を慕ってくれる(シフト組みが大変になるのに導入してくれて実際に助かっているから)
控えめに言って、効果はバツグンです!やっぱり予定が組みやすくなって、嬉しいですよね。ほんとおすすめです。
導入に向けてのポイント
そこで「希望休 無制限」を導入するためのポイントをお伝えします。
これ有料級の情報です!(ほんまかっ!?)
「おたくは人員が豊富だからできるんでしょ!」って?
そんなことはありません。いつもギリギリの人員です。
だから、皆さんの事業所でも導入は可能だと思います。
ではどうやるか、ポイントを2つお伝えします。
ポイント①
・段階的に希望休を増やしていく
例えば、
①今までの希望休(3日分)と、
②それ以上欲しい場合
を区別して提出してもらう。
つまり、
①は絶対欲しい休み
②はできれば欲しい休み という風に休みに優先順位をつけてもらうということ。
紙に手書きの場合なら、①は赤字で、②は青字という風に分けてもらいます。
そして、青字は、「必ず休みにできるとは限らない」と予め伝えておくこと。これ重要です。
そのうえで、シフト作成時に、赤は絶対に休みにし、青はできるなら休みにしてあげます。
他の職員の希望休との兼ね合いになるかと思いますが、できるだけ②も希望を叶えれるように努力してください。
ポイント②
・多様な人材を採用しておく
子育て世代は土日休み希望がどうしても多くなります。また結婚前や子供がいない若者世代でも、友人と予定を合わせるため土日休みが比較的多い傾向があります。さらにパートさんは日曜不可の人も多いです。
そこで重宝するのが、子育てを終えた世代です。(40代後半~50代くらい)
曜日にこだわりが少なくなる職員が多いと、土日のシフト作成において非常に助かります。
また、他にも様々な勤務形態も作りました。
その一つが、朝食時(7:00~9:30)のみの勤務や、夕食時(17:00~19:30)のみの勤務です。
こんな時間だけ募集しても誰もこないだろうと思っていましたが、意外にもこの働き方を希望する人がいます。
1つは、年齢などを理由に超短時間勤務を希望する方。
もう1つは、Wワークをしている職員です。
朝夕食時はどうしても人手がかかります。それは土日もです。こんな短時間ではなかなか応募してくれる人がいないのでは?と思うかもしれませんが、ダメ元で募集をかけてみるのは悪くないと思います。
意外と近隣の方で、長時間勤務はちょっと…と思っている人がいるかもしれません。
いかがでしたでしょうか?
シフト作成はどうしても事業所優先になってしまっているかと思います。
こんな大胆なことをした事業所があるんだよ、ということを知っていただくことで、「うちもできるかも。ちょっとずつ増やしてみよう」と考える管理者が増えてくれたらとても喜ばしいことです。
↓↓興味が出たら、是非自己紹介をご覧になっていただけたら嬉しいです↓↓
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