うつ病のゴールはどこか
もう寝ないといけない時間になってから書きたくなる。寝なきゃ寝なきゃ寝なきゃ。でもこんな気持ちのまま布団に入っても眠れないから、書いて頭の容量を減らしてから寝る。
薬を減らした。今年の夏はすこぶる調子が悪く、秋以降は相当よくなった。少量の薬しか飲んでいないから、これ飲む意味ある?とは前から思っていたが、たった数ヶ月前までは飢饉のような状態だったのに断薬なんて調子乗ってないか?とか思いつつ病院で提案したら、あっさり了承された。それでも念のためということで、元は一錠だった薬を半錠にするところから始めてみた。
減薬して2,3日目と10日目あたりが少し体が鉛のようになったり特に理由もなくずーんと気分が落ち込んだりしてしまい、「あ〜これこれうつ病久しぶりだわ」「薬戻したい🥺」という気持ちになったが、それ以外の日は特に問題なく過ごせている。ああこの感覚うつ病だわ、と久しぶりに思い出すあたり、私は結構元気に生活できているようだ。
うつ病のゴールはどこなのか。薬を飲まずに生活できればいいのか。学校や仕事に行ければいいのか。憂うつの波に襲われなければいいのか。うつになる前の自分に戻ればいいのか。
私は「普通であること」がゴールだと思って、それをカウンセラーに話すと、「じゃああなたにとっての普通って何なの」と返されてしまい、それ以上何も言い返せなかった。私には分からなかった。私自身が切望している"普通"が。
薬を飲まずに生活できること、学校や仕事に行けること、憂うつの波に襲われないこと、うつになる前の自分に戻ること、全部不可能だと思う。いや、正確に言うと今は可能なことでもこの先また不可能になるかもしれない、と思う(この中で、うつになる前の自分に戻ることはどうあがいても不可能だと思うが)。うつ病は"寛解"という言葉を使うけど、ある程度症状が出なくなって、だんだん"普通"の生活をすることが難しくなくなることが、一旦のゴールなんだろう。
ネットで検索すれば出てくるような至極当たり前の結論になってしまったけど、ということはこれはある程度信頼性があるということなんだろう。流石に眠い。このことを書きたいと思っていた。から、だいぶ脳の容量を減らせただろう。次病院に行ったら、薬をやめることを提案してもいいだろうか。
調子に乗らない。くさらない。ゴールと言うとプレッシャーを感じるが、ゴールに着いたときには、ゴールにたどり着いた意識はないのかもしれない。
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