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無戸籍の日本人 井戸まさえ

非常に読みやすい そして良書
この本に出てきたすべての人に人生があって、それはどれも行政や政治や司法では想定できないような壮絶さで、そして解決されない

ノルマがない年功序列の公務員、票をもらうことが一番大事な政治家、無戸籍の問題解決が自分たちにとってメリットがないので取り組まない その考えは民間企業と一緒だと思った

それでいいのか、という正義感と、じゃあお前はその立場になったらやるのかと言われたらきっとやらないだろうなという甘い考え 全体の奉仕者、国民の代表者というのがどうあるべきか、でもあるべき姿にならないのはその構造によるものなんだろうなと考えた

自分が当事者になったら、という視点を忘れてはいけないと思った 誰が悪いと人を責めている間は問題は解決しない 誰かに寄り添える仕組みづくりが大事なんだと思った 一度は読んでもらいたい本

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