20130610 うつ病のはじまり

6月の第2土曜日か日曜日、私は部活で試合に出た。3年生の先輩が引退してはじめての試合だった。そこそこの結果を残して、なんとか無難に切り抜けたなと思いながら帰路についた。

月曜日の朝、私は、布団から起き上がることができなかった。起きて学校に行こうとは思っているのに、どうしても体が動かない。起き上がる気力が出ない。不思議だった。
その場から居間にいる母を大声で呼び、正直に自分の状況を伝えた。
「別に風邪とかじゃないし気持ちは元気なんだけどなんか布団から出られないんだよね。全く起きる気にならないというか。頑張れば行けると思うんだけど学校休んでいい？」
私は母に怒られると思った。なぜなら、小学生のとき、一度学校に行きたくないと言ったらすごい剣幕で怒られたことがあったからだ。
でも、母は「そう、いいわよ」と二つ返事で私が休むことを許してくれた。拍子抜けした。
いわゆる優等生みたいな子どもだったはずの私が初めて、風邪でもないのに学校を休んだ。その日は一日ごろごろしていたと思う。明日からまた行けばいっか、と思っていた。

だけど、私は火曜日も水曜日も学校に行けなかった。

これが私のうつ病のはじまり。