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最初のつづき

家族で移住しようと話しだしたのは、2023年の秋あたり。
その時はまだどこにしようか全く候補もありませんでした。春にはこどもが小学校に上がるのでそれまでには決めたいとということだけはあって。

それまでに半年弱あると思って動きだしたけど、あっという間に過ぎていく日々。
家族みんなが大好きな瀬戸内の街に住みたいってことだけは決まっていたので、休みのたびに出かけてみるけどピンとくるバショに出逢えず、その年が終わっていきました。

年が明け、なんとなく話していた時に出てきた「尾道」。
私は何度か行ったことあったけど、住むという意識はなくて。
でもそのワードを聞いた瞬間の旦那くんの目の奥がキラリと光る。そこからいつになく動き出した彼がいて。
気になるものに出逢った時の彼は動きが早いのです。

そういえば移住しようと思ったのには訳があって、
まずは彼がその時勤めていた職場に合わなかったこと。3年弱お世話になったけど、それは入社した時からで(最近知ったけど、彼は厄年の3年間でした笑)。
変わるなら今だし、その会社を辞めるのならその場所にいる必要がなかったのです。
だから今度は心地よく過ごせるバショに行こうと決めていました。
そこで出逢った大切なおともだちたちと離れるのはさびしかったけど、いつでも会えるし繋がってる。
だからこそ、新天地に向かえたのです。

さらに彼は絵を描くのですが、何かを見てではなく(真似がいちばん苦手らしい)、わたしにはよくわからないけど、どこからか降りてくるのか、湧き出てくる感じで描きあげる。そしてそれを見た人を笑顔にする場面をたくさん見てきました。

今までもオーダーを頂いたり、気に入ってくれて購入して頂いたり、お店のグッズをデザインさせて頂いたりしたこともあったけれど、ある人にもっと絵を世の中に出していった方が良い。そのためには彼にとっていいバショに身を置くことが大切と言ってもらって、その言葉をまんまと真に受けたわたしたち笑

周りにも応援してくれる人がたくさんいて。
それがチカラになってさらに移住への流れが加速していきました。


ただ、とにかく入学に間に合わせたいけれど、1ヶ月半でいけるなんて、信じきることが出来なくて。
決まるまでの間は、本当に決まるのかと焦りと不安でおかしくなりそうでした笑

それでも諦めることは出来なくて、出来ることをやっていこうと思っていた中、
こどもがなんとインフルに💧‬
はい、強制終了〜
ということでわたしは頭を働かせることを辞め、1週間動くことが出来ず、考えることもやめました。今思うとそれもまた執着を手放すいい時間でした。


色々な感情に押しつぶされそうになりながらも、縁あって旦那くんの職場が決まり、そのおかげで部屋探しもスムーズに出来、1ヶ月半での移住が叶いました。

こうやって振り返ると、そんなに焦らず安心してむかってたら良かったのかもだけど、なんせメンタル弱めなので笑
それでもとんとんと進んでこの土地に来れたこと、私たち家族にとっていい流れなんだなぁって感じています。

まだ移住して1ヶ月経たないけど、海と山に囲まれた温暖なこの街はとても心地よく、出逢う人たちも素敵な人ばかり。
本当に移住して良かったと感じているところです(*´︶`)

これからこの街でどんな人と出逢うのか、どんなことがあるのか楽しみにしながら過ごしていきたいなぁと思います𑁍𓏸𓈒


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