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4ヶ国語話者が考える言語で見る文化の違い

 こんにちは。あのんです。実は私4ヶ国語話せます。日本語、英語、韓国語、イタリア語。(イタリア語はまだ勉強中です!)そのため私はよく言語の学習を通して文化の違いについて実感することがあります。

 絶滅しつつある言語を保護するために活動する活動家たちがよく「言語は文化の一部」と言います。多分、日本語しか話せない人はこの言葉を理解しにくいと思います。英語得意だよって人もなかなかわかりにくいかなぁと思います。私も昔はそうでした。でも、さまざまな言語とその国の文化を勉強するうちにその言葉に強く共感するようになりました。

 今日は韓国語について書きたいと思っています。私は韓国のドラマや映画、音楽(Kpop!)が大好きで韓国語を勉強するようになったんですけど、勉強し始めの頃「家族」の名前を覚えるのにものすごく苦労しました。韓国語勉強したことある人には共感してもらえると思いますが、韓国語って母方、父方によって親族の呼び方が変わるんですよ!日本語や英語では叔母さんは母方であれ父方であれ「叔母」「aunt」になりますよね!でも韓国語では母方の叔母が「이모(イモ)」で父方の叔母が「고모(コモ)」なんですよ。全然違う、、、親族の呼称を覚えるだけで何日もかかります涙。

 どうしてそんな違いがあるのかというと韓国は家族や親族関係がとても強く、さらに家父長制が根強いので、親族間で集まった時に父方の親戚なのか母方の親戚なのかがとても重要視されます(されました)。だから親族を呼んだ時にその人が家族でどういう立場にあるのかはっきりわかるように言語が発達していったんですね。面白い!

 逆にイタリア語では、孫も甥も姪も「nipote」という一つの言葉で表されます。個人主義が強いヨーロッパなので韓国のように親族が数十人集まることがないのでしょうか?もしくは集まっても立場を重要視しなかったのでしょうか?とにかく親族の語彙が発達しすぎている韓国語と孫も甥も姪も同じ言葉で表してしまうイタリア語、違いが面白いですよね❤︎

 また、機会があれば違う例も書いていきますね❤︎今日は読んでくださってありがとうございました❤︎

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