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【本】『サランヘヨ~韓国に恋をして』 黛まどか

 先日図書館で偶然に手にした本です。
恥ずかしながら、俳句には疎くて黛まどかという人を知らなかったので、タイトルと表紙を見てタレント本なのかと思ったが開いてみました。
黛まどかさんは俳人。その内容はパラパラ見ただけでも興味津々、面白そうだと思って借りて来ました。

 この「サランヘヨ 韓国に恋をして」は、黛まどかさんが読売新聞の連載で
2001年8月から2002年10月末までの約1年2ヶ月に釜山からソウルまでの道のりを5回に分けて徒歩で旅した紀行文。


 第一章 晩夏 蓮に逢いにゆく風のように(釜山〜慶州)
 第二章 冬 オンドルと旅の衣(慶州〜安東)
 第三章 春 ハラボジの長寿眉(安東〜水安堡)
 第四章 盛夏 韓くにの父と母(水安堡〜利川)
 第五章 秋 落葉の道を(利川〜ソウル)


俳句とエッセイ、そして長閑な韓国の田舎風景の写真で構成されています。

 旅の期間は冬ソナがヒットした韓流ブームがちょうど到来する直前くらいなので、当時はまだ韓国へ行く人も多くはなく、特に地方旅をする日本人は珍しがられたであろうと想像できます。
その当時の田舎の風景や土地の人々との触れ合いは、今となってはとても貴重なものに思えます。

ここにKPOPの話が出てきますが、当時のKPOPと今のKPOPもずいぶんと意味合い(日本人の認識として)が変わってしまったと思います。
私はこの当時のいわゆるKPOP、そして大衆音楽が大好きなのです。

とにかく、旅好き、韓国好きには楽しい内容です。自らの足で歩く旅と俳句はまさに芭蕉の奥の細道にも通ずるものがある。

少し俳句を勉強してみようかなぁ?
私も韓国で句を詠んでみる?
そんな気分になりました。

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