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サバイバー短歌紹介✨<しょうざんしまさん>

こんにちは!プロジェクトメンバーのayaです😊
全国的に梅雨が明け、いよいよ暑い夏がやってきましたが皆さん体調お変わりないでしょうか?

さて、今回も引き続きあの風チャレンジで投稿いただいた作品と、作品にまつわるエピソードを紹介します!
今日は、しょうざんしま さんの「退院」にまつわる作品です。

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病室の友が退院お元気で互いに誓う生きる約束    
           作:しょうざんしま さん

透明感ある短歌と写真に心奪われます。
短歌に込めたエピソードをお伺いしました。

今回の『退院』というお題ですが、自分のことより他者と自分に関わることを詠みたいと思いました。
現在、手術後も抗がん剤治療で入院していて色々な出会いがあります。
相部屋でおしゃべりした人、一緒に売店にいった人、一緒に最上階のフロアで富士山をみた人、余命宣告されている人もいます。
一期一会で年齢も様々ですが友と思っています。
お互いのお別れの言葉は、いつも『お元気で』。『またね』という言葉はありません。それは、お互い『生きる』という約束であり誓いだと受け取り、わたしも『お元気で』と返します。

そして、お写真についてのエピソードについてはこちら。

開腹手術後、腸閉塞にならないようにお腹の痛みに耐えながら歩いていたとき、病棟の片隅に見つけた光と影。眺めていたら、心が清らかになっていきました。携帯可能エリアで談笑の場でもあり、短歌に詠んだ『友』を思い出す場所でもあります。

しょうざんしま さん、貴重なエピソードを教えてくださりありがとうございました。

そんなしょうざんしまさんですが、先日無事にご退院されたとのことです。一日も早くお身体ご回復されますように。メンバー一同願っております。

さて、私のエピソードもすこしだけ。
私も入院中、多少なりとも同じ病室で挨拶を交わすくらいの患者さんができました。(一番仲良しになったのは掃除のおばちゃんでしたが。笑)

先に退院する者、退院を見送る者の両方を体験しましたが、同じ病室で私以外の全員が退院日を迎えひとりぼっちになる時の見送りの寂しさはことさら、涙をこらえることができませんでした。
それでも、次にお会いするご縁があるのなら、必ず!ここ(病院)ではないどこかで再会したいと強く思ったのを覚えています。

病院という場での患者同士の「お元気で」には、日常気軽に行う挨拶にはない全く違うパワーや想いが込められているのだと、しょうざんしまさんの歌を拝見して感じました。

そして、写真や言葉に残すこと。やっぱり大切だなぁ。。。

いつでも「あの風」を懐かしむことができる。「あの人」や「あの場所」をも思い出すことができる。

そんな事を改めて感じた、しょうざんしま さんのあの風チャレンジでした。

さてさて、
このような形で、「あの風チャレンジ」ではいただいた短歌や写真を当時の作者のエピソードとともに紹介していきます!
サバイバーならではの写真は、参加者以外の方でも大歓迎ですので”あの風”公式インスタグラム(@anokaze31)のDMよりお送りください!

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