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昔からある街のフランス洋菓子店からの教え

 おはようございます、暗夜灯(あやと)です。
 昨日、たまたま寄った洋菓子店でとても深く感銘を受けましたので
どうしても記事にしたく、投稿させていただきます。
(1,632文字 読了時間 3分程)


◆ノスタルジックな暖かいお店

 11月というのに、外は大寒波ではないかというぐらい寒い。
 自転車で走っていた時に、「こんなところに洋菓子店がある」とふと気付きました。店名を見た時に、見覚えがあるな、と思っていたので、気になったため、お店に入りました。

 中には、女性のコック帽を被った店主さんが1名おられました。
とてもノスタルジックな雰囲気で、暖かみのある2畳ほどの店内です。

「すみません、まだ開店したてでケーキが焼けていないんです」
 店主さんは、ショーケースの向こうからわたしに声を掛けました。
 わたしは、お店が知りたかったので「大丈夫です」と言って店内を見まわしました。

 やっぱり何か記憶にひっかかる。
そう思いながら、焼き菓子があったので、食べたいものを選んで5つ購入させて頂くことにしました。

 わたしは、どうしても気になってしまっていたので、店主さんに話掛けることにしました。

「昔、どこかでお店をなされていませんでしたでしょうか?」
 店主さんは、焼き菓子を紙袋に詰めながら
「はい、そうです。駅の改良工事にともなってお店を移転したんですよ」

 やっぱりそうか!と思いました。
「わたし、昔はそこに住んでいまして、懐かしいです」

 そこから、コック帽を被ったマダムから、このお店に移転された経緯やその土地のお話など、一緒にお話させて頂けました。

 その中で、「長く愛されるお店の秘訣」というものを教えて頂いたと感じております。

アルバイトの方が作った看板

◆お店が長く愛される秘訣

「凄いですね。インスタなされているんですか?」
 マダムからは、笑顔でこうお返事されました。
「前にアルバイトで来てくれていた子たちが、作ってくれはったんです」

 その後、色々とアルバイトの方とのお話を聞かせて頂きました。
マダムの話から、アルバイトの方への感謝の気持ちがいっぱい詰まっておりました。
 その時のマダムのとても嬉しそうな表情をわたしは忘れることはないでしょう。

「とても暖かいお話ですね」と、わたしは言いました。
「いえ、わたしは何もできないもので、助けて頂いてばかりなんですよ」と
コック帽を被ったマダムは答えられました。

 わたしは、これが長く愛され続けるお店の理由なんだな、と深く感心しました。そして、ビジネスという商売の根幹を教えて頂いたような気持ちになりました。

 感謝し続けるという気持ち、それこそが長くビジネスを続けることができる秘訣ではないでしょうか。

 もちろん、マダムの洋菓子に対する愛情もあってのものです。

 なんだか、お話を聞いていてわたしも嬉しくなってしまっていました。
マダムの心からの感謝の輪が、暖かい雰囲気がある愛され続けるお店になっているんだなと思いました。

 お見送りされながらお店から出る時、わたしの心は寒波に負けないぐらい暖かな気持ちに包まれていました。
 そして、娘の1歳の誕生日のケーキは、移転なされる前のお店で購入したことを、自転車を漕ぎながら思い出しました。

中央:すももジャムのブッセ
左:いちじくの焼き菓子
右上:紅茶の焼き菓子 右下:抹茶の焼き菓子

 焼き菓子はブランデーの香りがするちょっぴり大人な味わいで、とっても美味しく頂きました!!
今度は、モンブランケーキも食べたいな、と楽しみが1つ増えた1日となりました😄

 マダム様ありがとうございます!!
 大変勉強させて頂きました。


◆お店情報

 素材に妥協しない焼き菓子屋 創業40周年
 店名:ふらんすがし まーだだよー 82
 住所:枚方市牧野下島8-11

スタンプカードもやっておられます

 Ameba Blog:

 インスタグラム:madadayo7356

https://www.instagram.com/madadayo7356/


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