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旅は3秒で切り替えろ【出雲国旅行記④】



▼前書き
お待たせしました。ひとりたびのふらりたび、第4弾です。
タイトルは旅の基本であり人生の基本です!笑
それでは、いきますよー!

前回までの記事はこちらです!




出雲一人旅二日目。
朝起きると外に積もる雪!
まさに、「ぐっすり眠って朝目覚めると雪国であった」かのような変貌ぶりにテンションがあがります。


目が覚めるとそこは雪国だった…


もう一つ、テンションが上がったことといえば、私はホテルの朝ごはんのビュッフェが好きで1人の時はよく頼むのですが、
今回は宍道湖のシジミを使ったお味噌汁があったこと!
地元感を感じられるのが好きです。


地元感を味わうといえばもうひとつ、radikoを使って現地のFMラジオをきくこと!
前日に見た地名や現地のお店の名前を聴きながら、自分が今その場所にいることを実感できるのも旅の醍醐味であり、興奮するところ!笑
そんな中身支度をして、雨混じりの雪の中、バスで出発!
(雪道運転は慣れていないのでレンタカーしてなくてよかった…)

今回も縁結びチケットを使ってバス経由で出雲大社に向かいます。
お待たせしました、今日こそ出雲大社に参拝しますよ!

雪!って言うか雨!



▼出雲大社参拝
頭に雪が積もりつつ、昨日ぶりの出雲大社。
参道が思ったよりも長いので、歩きやすい靴はマストですね。
と、歩きながら思い出します。
昨日もらってきた稲佐の浜の砂を部屋に忘れてきたと…。
なんてことぉ!!っと思った3秒後、まあいっか!と思って歩き出す。
旅には秒速で切り替えることが大切です。笑


頭に積もる雪と鳥居を見せたかった


出雲大社本殿の奥に、はじめに参拝するとされる素鵞社に参拝します。
砂を忘れてごめんなさい、家の庭に大切に撒きますと心で告げ、エアー砂交換(笑)



すると、まぁいいでしょう、と言わんばかりに晴れてきました。
許された気分…!笑

そんな歓迎(?)に心弾ませながら本殿に参拝。
出雲大社は二礼四拍手一礼です。
境内のお社はすべてこの流れなんだとか。

茅葺き屋根に残る雪と雲の間からさす太陽



本殿の手前には、前日に博物館で見た宇豆柱の跡が示された舗装がされています。ここにあったんだ、と知識が繋がる瞬間もまたゾクっとしますね。

柱が見つかった場所に赤い丸の印があります


シンプルな造りをしていますが大きい出雲大社本殿、実はあの有名な大注連縄(おおしめなわ)は無いのです。

拝殿にも通常に比べたら大きい注連縄がかけられています。

本殿の前にある拝殿。映り込んでいるのは雪です。


大注連縄があるのは少しお隣の神楽殿。

この神楽殿、神社には珍しくステンドグラスが装飾に使われています。
以前、金沢の尾山神社に行ったときもステンドグラスがあって和洋折衷を感じていたので、日本海側で同じように使われていて何故だ?!不思議だ?!となりました。関東の方ではあまり見たこと無いのでご存知の方いましたら教えてください…!

よく見ると奥にステンドグラスがあります
教科書で見たー!大注連縄!こちらが神楽殿。



神楽殿や神在月に多くの神様が泊まるためのお社にも参拝していきます。
すると、晴れているのに雪が降ってきました。

ころころ天気が変わるって楽しい



後から調べたのですが、晴れ間の雪は狸の嫁入りと言うそうです。山陰ではよくあるのかも知れませんが、神奈川の私は初めて見る光景にテンション爆上がり。神社の景観も相まって不思議な世界にきた気持ちです。


出雲大社では、御朱印も頂きました。
その場で、御朱印帳を購入すると、すべて手書きで書いてもらえますよ。(購入しない場合は半紙に日付だけ加えられたものをいただきます)

そしてそして、出雲といえば、神話・因幡白兎!
白兎にあやかって、境内にそれはそれはもうたっくさんのうさぎさんがいらっしゃいます。
お気に入りのうさぎさんと写真を撮るのもまた一興(笑)
本を読みながらちょっとふっくらしたうさぎさんに親近感わいて、ツーショットをとるアラサーもいるとかいないとか。笑

日本酒発祥の地、兎さん頑張って作ってますね


▼お次はランチ

朝9時から活動してなんだかんだ2時間ちかく散策をしていました。
鳥居まで戻ってくるとちょうど11時。
まってました!お蕎麦屋さんが開く時間!
私は出雲名物、出雲そばを食べました。
コシがあって色んな味があって、つゆをかけてかき込むお蕎麦。飽きなくて楽しい〜!
私が行ったのは出雲大社の目の前にあるそば処たなか屋さんです。



天ぷらと出雲そばセット。

食べ終えて出てくる頃には並んでいたので、人気店ですねえ。並ぶだけあってとても美味しかったです!ごちそうさまでした!



▼出雲おみやげめぐり

お腹いっぱいになったので少しは動きましょう、と言うことでお土産探しに向かいます。
そば処たなか屋さんのすぐ近くにある、えすこさんはオシャレでスタイリッシュな品揃えのお土産屋さん。
勢溜近くの和菓子屋さんとお茶屋さんでもちょびっとずつ購入します。
買ったお土産たちはこんな感じ。写真をご覧くださいね。

お、おしゃれでかわいい!!!
和菓子も食べましたがおいしいっ!!
女子へのお土産、御縁のお裾わけにぴったりなお土産ばっかりです!

わんさか並ぶと嬉しくなります
これお茶です、素敵でしょ
むっちり俵まんじゅう
黒うさぎのおみくじいり置物。私は末吉でした。



▼小休憩
お買い物って意外と体力使いますよね。そして意外と時間が経っていることもしばしば。

そんな時は出雲大社にあるスターバックスで休憩しちゃいましょ!

旅行まできてスタバ?と思うかも知れませんが旅先でのスタバ、巡るの結構おすすめ。

スターバックスカードで購入するとスターバックスパスポートといって、そのお店のスタンプがアプリ上に集まります。
お店ごとに特徴やおすすめの点のコメントが違うので面白いし、コレクターにはたまりません(笑)

しかも、出雲大社店限定のマグもある!
可愛いなあって見ていたら、店内用のマグを限定マグにしてくれました。さすがのホスピタリティ。

めのうの柄になっているマグが出雲限定です


窓際でコーヒーブレイクしながら、感想をメモしたり、のんびり人の流れを見たり。
こう言う時間を旅の中で出来ることって幸せです。


▼交通機関に翻弄され事件

出雲大社を二日間みっちり堪能したので、
バスを使ってホテルまで戻ることにしました。

バス停の中に、ゆめタウン出雲という表示を見つけ、これは地元のショッピングモールだぞ!と思った私は、一旦ホテルに戻ったあと、そこを目指すことに。

地元スーパーって、お惣菜が地元限定であったりお土産さんにないお菓子があったりと、覗いてみると地域性を感じられて面白いんです。

ところで、出雲市駅からゆめタウン出雲までは歩いて約30分。ほぼ直線。

行きは明るかったのでスタスタですが、帰り道はなんとまた雪(笑)

ですが、出雲大社帰りにバス停通ったのだからバスがある!と向かった停留所で絶望。

夜7時にくると読んでいた時刻表、正しくは17時
終バスはなんと2時間前。

時間の初歩的ミスする?!と爆笑。
しかもホテルに傘を忘れており、大雪。
ショーシャンクの空へ、ばりに天を仰ぎながら爆笑。

さて、覚えていますか?
今回のタイトル。

大事なことは、3秒で切り替えること!
歩けるんだから歩きましょう!

ひとっこひとり歩いていない夜、車に乗っていた人は私のこと幽霊に見えてたんじゃないでしょうか。

スーパーの袋下げて、フードかぶって黙々と歩く観光客。文字だけ見ても悲惨で怖すぎますよね(笑)



▼出雲ラストナイト

さてやっとの思いで帰ってきた私。時刻は間も無く8時です。
最終入館が迫る温泉に向かうのか、
それとも気になっていた近くのバーに行くのか。

選ばれたのは、バーでした。



私が向かったのはホテルの目の前のバー TANBEE

一応口コミでおひとり様・女性でも大丈夫と書いてあったところです。

ひとりでバーに行ったことなんて1回くらいしか無いほぼ初心者。
正直に初めてきましたと打ち明け、案内してもらいます。
平日の夜だけど、お客さんでいっぱい!
若いバーテンさんと、マスターがテキパキと仕切るバーだからみなさん居心地がいいのかも。
私もおすすめのカクテルを頼んで、お隣のお兄さん(中国茶をマスターしたらしい)の話を聞いたり、若いバーテンさんのデビュー話を聞いたりして楽しく過ごせました。

自家製レーズンバターはご褒美



自分の話をしつつも、人の話を聞くのも楽しいなって改めて思った時間でした。

マスターのお父様も(大ベテランバーテンとして?)カウンターに出てきたときはさながらジブリの世界のようでした。
お話しする人みんな個性が強い。
何しにきたの?なんで来たの?
とか詮索することなく、
何が好き?何が楽しかった?
と聞いてくれるところも居心地の良さに繋がるのかも。

TANBEEさん

また出雲にいったら絶対に行きたいなと思うバーです。胸を張っておすすめします!


2時間ほど滞在して、部屋に帰って熱いお風呂に入って1日の思い出を振り返りつつ
色んな方の話をまとめながら面白かったことを噛み締める夜がたまらなく楽しい。

そんな夜を惜しみながら、最終日に備えます。



▼さて次回は
出雲ひとり旅の最終日!
ただのんびり終わるなんて?
ここまできたら有り得ませんよね?!
飛行機は12時、バスは11時、起きたのは…9時半?!
さぁてこの時間で何をしたのでしょうか!

出雲旅最終回をお楽しみに!!

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