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原木シイタケの植菌をしました

 昨年11月に山里に住む親戚からもらった山の雑木(アベマキ)。

 玉切りにした状態で地面に転がしておいたのですが、いよいよ2月になりましたので、シイタケ菌を植え付ける植菌作業を行いました。

冬の間は乾燥しないように雨ざらし、雪まみれの状態で地面に転がしておきました。

 さて、今回も私が使う菌種は鳥取生まれの代表品種「菌興115号」。こちらは超肉厚なジャンボシイタケで、別名「山のアワビ」と称されるほど美味です。

 菌興115号は「原木しいたけ 115」としてブランド化され、全国の品評会の肉厚シイタケ部門で賞を総なめにしています。以前にはTVの「青空レストラン」で椎茸の王様「鳥取茸王」として取り上げられたことがありますし、石川県では「のとてまり」という名前で、普通に大きなものが1本1000円以上の高値で売られています。

 形成菌シートは今年も鳥取県のしいたけ本舗さんのネット販売で購入しました。

 成形菌の種駒を埋め込む植菌作業はとっても簡単でして、子どもでもできます。しかも、このシイタケは通常は1年半かかる「伏せ込み」と呼ばれる菌を原木に根付かせるための寝かせ作業がいりません。植え付けてひと夏経過したその秋からすぐに収穫できるので、ものすごくありがたいのですね。さらに、秋と春の二回収穫期があるという優れものでして、これまたメッチャうれしい。

先ずはドリルで原木に15㎝間隔で縦に並べて穴を開け、それを太さに応じて3~4セット行います。

 今回使ったしいたけ錐はこちら。電動ドリルに装着できる六角軸タイプの12.7mmビットです。

そこへシートから出した種駒を入れて、
指でぐっと押し込んでやれば植え付けの出来上がり。ね、簡単でしょ?
こうしてアッという間に合計8本のホダ木が完成しました。(^^)


 さあ、これで準備万端整いました。これから5月までは時々冠水して湿度を保ちながら、寝かせたままでビニルシートで覆って養生させます。こうすることでシイタケ菌が原木内部にウヒヒと触手を伸ばしていくのですね。

 後は仕上げを御覧じろ。(^^)


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