見出し画像

春ジャガの植え付け準備にかかり出しました その1

 2月中頃に、管理機を引っ張り出して畑を耕してみたら、土中の水分が多くてドロドロだったという記事を書きました。^^;

 さすがにもう待っていられませんので、昨日は本格的に畑を耕して春ジャガの準備にかかりだしました。

 思い返してみると昔からこのあたりの春ジャガの植え付けは3月中~下旬頃でしたが、私はもう少し早く植えたほうがよいと思うようになりました。
 その理由は近年の気候変動。収穫が梅雨時期に重なると集中豪雨も心配ですし、5月に最高気温が30度を記録することもしばしばです。ジャガイモは高温になると肥大をストップすると言われますから、これはあまりよくありません。
 これらを受けて最近は温暖な地方だと2月に植え付けておられる農家さんも大勢おられます。ただ、こちらでは積雪が多いのと遅霜が降りる可能性があるので、そんなに早くにはとても植え付けられないのです。
 ジャガイモはもともと寒冷な気候を好む植物です。だから高温に弱いのはわかるけど、実は低温にも弱い。なかなかデリケートな植物なんですね。

 ちなみに、春ジャガの植え付け時期については「その地方でソメイヨシノが咲く頃に芽が出るように、逆算して植える時期を決める」のが定石だそうです。ジャガイモの発芽には通常3週間から一ヶ月位はかかりますから、こちらでソメイヨシノが咲く4月上旬頃に芽が出るようにしようと思うと、遅くとも3月の初旬には植えなければなりません。
 というわけで、昨年私は3月10日に植えていますので、今年もそのあたりを目標にして準備をしていきましょうかね。

 こちらは防草シートを敷いたままで十数年放置してあった畑の一角を、昨年夏から少しずつ土壌改善をして来た場所です。最初はマメトラの耕運棒が折れるほどカチンコチンだったここの土も、これまでいろんな有機物を投入してきた結果、何とか畑らしくなってきましたので、ここにジャガイモを植えることにします。

 今回は植え付け前の最後の耕運。コンポストで残飯ともみ殻を材料にして作ったもみ殻堆肥と、秋に落ち葉を発酵させて作った落ち葉堆肥を投入して鋤き込みました。これで植え付けまで養生させたら何とかなりそうです。

 ざっと耕してから土壌の酸度を計ってみました。ジャガイモは酸性土壌を好みますのでpH6~6.5あたりがベスト。うっかり苦土石灰や鶏糞を撒いて、これより数値がアルカリよりになると、「そうか病」が出てジャガイモの皮が汚くなるんですよね。


さあ、これで畑の準備はひとまず完了です。(^^)

この記事が参加している募集

#わたしの野菜づくり

3,761件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?