後ハピのお話 #2
昔の方のハッピー・マニアでは重田さんとフクちゃんの家は一応恵比寿の外れあたりで駅から遠いので家賃安い、ぐらいのざっくり設定でした。
それでも当時の2人の職業や収入から考えるとリビングや個室があるのは結構無理めの設定だったと思います。
あと毎回間取り違います。。(私の漫画あるある)
そのころは街並みの写真を撮影すると現像屋さんに持っていきプリントしてもらってました。
デジカメができてフィルムを大量に持ち歩かなくて良くなったときはありがたかったもんだ(お年寄りの話)。
それまではペン入れの途中で渋谷の駅前の写真がない!
となるとアシさんが出先で「写ルンです」(インスタントカメラ)買って撮ってきてくれたりしてましたが27枚撮りとかなので使える写真はそのうち3〜4枚あればヨシ!という感じ。
なんとかそれでやりくりするしかない、しかも使い捨てなのに1300円とか結構高くて現像代合わせると自転車操業の身には結構な出費でした。
なんの話だよ、と思われるかもしれませんがロケハンの話です。
「後ハッピーマニア」1巻 ACT.4 より
漫画の背景は実際の街など設定で決めている場合は写真を撮りに行くのですが、今回の後ハピでは重田さんと高橋が住んでいる武蔵小杉やフクちゃんの住んでいる富ヶ谷にも撮影に行きました。
武蔵小杉はすごい住みやすそうな駅前だったので住人になったつもりでこっち側の改札出たらこのルートで買い物して、、とか考えながら楽しく撮影していたのですが、駅の連絡通路にて大量にお酒を召し上がっているおじさんに「オメー!誰に断って撮影してんだオラ!!」と怒られました。
もちろんなるべく人物が映り込まないように配慮をしていましたが人通りの多い往来では1人も映さないっていうのは難しく後ろ姿や通り過ぎるところなどはどうしても写ってしまいます。
そのおじさんは遠くから見ても特殊なオーラを放っていたので注意深く行動したつもりだったのですが、やはりそういう方は敏感ですね。
重田さんのように「記憶を失った人」の演技をしてやり過ごしたので我ながら天才かと思いました。
そして今回なぜか大フィーチャーしてしまう結果となった詩織さんの職場兼田嶋の最寄り駅 千歳烏山。
昔京王線沿線に住んでいた時、車内でかっこいい人がいるなと思うとみんな千歳烏山で降りていたので私の中ではファミリーと都内で働く様子のいい人が住むところというイメージです。
なんで今回烏山なのかには色々と理由があるんですがその話はまた今度します。でも新宿からも近いし商店街は栄えてるしいい街ですよね。
田嶋嫁の浮気の回のネームができてからドンズバの立地にあるラブホを見つけてしまいすごい興奮しました。
こんな住宅街なのに。最高!千歳烏山!
あと、重田が高橋を待つカフェも実在します(お店のご迷惑になるので名前は伏せます)。
ネームの整理をしたくて入ったのですがコーヒーめちゃ美味しいしビールもあって素晴らしい。なぜか秩父と千歳烏山の2店舗しかないのですが早く増えて欲しいと願っております。
「後ハッピーマニア」1巻 ACT.4 より
そして最新話などでも出てきていた寿子の家は代々木上原あたりで割とフクちゃんちのご近所。
ハナマサでお買い物の時に2人がばったり遭遇しないか心配です。
出会ってしまった際にはぜひ大根やゴボウで戦って欲しい!
そんな心配は関係ない気楽な独身男性、三島の家は中目黒です。
目黒川でお花見の時期は最高の立地。
スタバリザーブのバーで飲めるコーヒー系カクテルを餌に女の子を誘って流れるように自宅へ連れ込めます。
そんな三島ですがおそらく普段はドンキで買い物してますね。
重田さんはフクちゃんちや三島の家の近辺から毎回ムサコまで帰るのですが渋谷からだと近いので時間的にも問題ありません。
その渋谷駅も富ヶ谷や中目からは歩こうと思えば歩ける距離。
最寄駅の武蔵小杉に着いた後ですが、高橋は不動産の運用も考えているだろうし後々賃貸にできるよう駅から近い物件であるはずなので重田さんが帰るときはいつも歩いてます。
重田、徒歩の似合う女。
「後ハッピーマニア」2巻 ACT.6 より
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