#21 ママ友がいらないなんて嘘
「私はママ友なんていらないから」
と豪語していた時期があります(笑)
では今は?
ママ友がたくさんできました。
今日は、ちょっと強がっていたそんな私のお話。
そもそも、なんでそんなに豪語していたかというと理由は簡単。
ママ友ができなかったからです。
別に、ママ友がいるから良いとかスゴイとか、そんな価値観ではないのですが、できなかったのです。
息子は歩き始めが遅く(過去の記事#9参照)、お砂場や芝生も嫌いだったので、よく聞くワードの〝公園デビュー〟もせず、ママ友が集まるような場所には行かなかったことも要因の1つにはあると思います。
しかし、それ以上に私自身が、息子を比較されることを恐れ、徹底的に避けていたからなのです。
ひどい時は、偶然何かの集まりに声を掛けてもらっていても当日ドタキャン。
今こうして書いてみたら、当時は病んでいた気もしてきました(笑)
過去の記事でも触れていますが、息子が2歳で療育に通い始めた頃から、私の世界が変わり、急速にママ友ネットワークが出来ていきます。
正直、嫌な思いをした経験もありますが、助けられたり、嬉しかったり、楽しかったり、有難い思い出ばかりだし、それは今も変わらずです。
何より、私の価値観も変わりました。
今ではどんな誘いも断らないし、顔が出せるものにはどんどん参加して、人脈を広げたり、きっかけを作ったり。
そんな気持ちの延長線上で、ついには療育の保護者会の会長もやりました。(笑)
そうやって私自身がオープンな気持ちで繋がりを広げていくことが、息子の世界を広げることにも繋がっていくと知っていきました。
今年、息子は小学生になりましたが、特別支援級に入学したのは、息子ともう1人の男の子の計2名。
今ではすっかり仲良しの大事な同級生です。
その男の子のママと話した時に、
「3年間、幼稚園に通ったけど、1人もママ友が出来なかったの。」と言っていました。
コロナ禍のせいもあるでしょう。
ママ自身に原因があるタイプではないし、私と同じように、悩みや不安の中で繋がりを求めていたと思います。
「いつも話しかけたり、色々誘ってくれてありがとう。初めてのママ友になってくれた。」
と、言われた時に、嬉しくて涙が出そうになりました。
寂しい気持ちや孤独は、私自身が経験をして痛いほどよく分かっています。
だけど、あの痛みを経験して、自分の行動や価値観を変えることが出来ました。
変わらずにいたら、ただのドタキャン女になっていたはず(笑)
ママ友がいらないなんて嘘です。
誰かと繋がっていたいし、話したいし、分かってほしいし、助けてほしい。
SOSが出せないことに強がる自分を辞めてみたら、案外、手を差し伸べてくれる人は周りに沢山いました。
毎月集まっているママ友たちと、“もうすぐ冬休みだし、次は来年だね〜”と言って別れました。
そんな風にずっと続いていくといいなと願います。
そんな1年がまた始まるといいなと願います。
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