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社内でアイデア出し勉強会をやってみた!企画から実際やってみての学びまで

こんにちは、Voicyでビジネスプロデューサーをしているあやのん (@annie_honey8)です。

前回書いた記事にたくさんいいねをいただき、本当にありがとうございました!勇気を出して書いてみてよかったです。

と思っていたのに、気づけばまた2ヶ月ほど経ってしまっていました。
Voicyは2月が年度始めなので、3月は年度末ではないのですが、なんだか3月は怒涛の1ヶ月でした。

そんな中で、初めて社内勉強会を主催させていただきました!
内容は、これまで自分が広告プランナーとして特に必要とされてきたスキル「アイデア出し」についてです。

この記事では、なぜ勉強会をやろうと思ったのか、実際どんなことをしたのか、終わった後の反響などをお伝えしたいと思います。

もし社内でナレッジシェアをしてみたいけど一歩踏み出せない…私なんかがやってもいいのかな?と不安を持っている人がいたら、少し背中を押せる内容になっていたら嬉しいです。

きっかけは、アルゴリズム勉強会とボイソン(Voicy版ハッカソン/アイデアソン)

今回3月怒涛のタイミングで、アイデア出し勉強会を企画した理由は2つあります。

1つは、エンジニアのせんちゃん主催のアルゴリズム勉強会に参加したこと。
非エンジニアも参加OKとのことで、久々に数学を思い出しながら参加しました。

このとき目的として、「エンジニアの思考回路を知ってもらい、コミュニケーションをなめらかに」ということが掲げられていました。

実際私も参加して、こういう考え方でプログラミングをしていたのか、ととても学びになりました。(一応理系出身で、大学でもC言語を一瞬やったはずなのですが…さっぱり忘れてしまっていました笑)

このとき、逆に私も非エンジニア/元・広告代理店のプランナーとして、頭の中でどう考えてアイデアを出しているのかを伝えられたら、相互理解が深まるかもしれない、と思ったのがきっかけになりました。

もう1つのきっかけは、ボイソンというVoicy版ハッカソンイベントが開催されるという告知を聞いたこと。
(少し昔の記事ですが、ボイソンについてはこちら→ https://www.wantedly.com/companies/voicy/post_articles/237727)

今回はエンジニアのみ対象でしたが、半日かけてアイデアを出したり実際にプロトタイプを作ったりするイベントをやると聞いて、このタイミングであればエンジニアのみなさんにも役立ててもらえるかもしれないと思い、「アイデア出し」をテーマにした勉強会にしようと決めました。

しかし実際は、思い立ってから社内告知するまで数週間かかりました。
私なんかがやれるのだろうか、みんな知ってる内容なんじゃないか、などぐるぐる考えていましたが、結果的には案ずるより産むが易し。

やってみると自分が思っていたよりみんなが前向きに楽しんで参加してくれて、改めてVoicyの心理的安全性の高さを感じることができました。

実際にやったこと:アイデアの定義からワークショップまで

そんなこんなで、平日夜に1.5時間枠で開催しました。

緊張気味です(笑)

当日は15人前後の人が参加し、時間の合わなかった人にも後日slackで資料を共有しました。

わたしと同じビジネスチーム(企業向けの活用提案を担当)の人や、メディアチーム(パーソナリティ対応や公式ニュースチャンネルなどを担当)、エンジニアもバックエンド・フロントエンドやiOS/Android/Web など、職種を問わず集まりました。

内容としては、ざっくり下記のような流れで行いました。

  • 自己紹介
    今回の目的と、なんでこの人がこんな勉強会をやってるの?を知ってもらうために、冒頭で簡単に私の職歴、過去の担当案件などを紹介しました。

  • アイデアって何?(ここまでで15分くらい)
    そもそもアイデアって何?というところで、広告業界の人なら誰もが知る名著より、この言葉を紹介しました。

アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせである

アイデアの作り方(ジェームス W.ヤング)

私自身この言葉を見て、何もまったく新しい「世紀の発明」を求められているわけではないのだ、といい意味でアイデア出しのハードルが下がったので、今回の勉強会の最初のマインドセットとしてお話ししました。

  • フレームワーク 7つ紹介(30〜40分)
    ここからは実際にアイデア出しで使えるフレームワークを、厳選して7つお伝えしました。
    こちらもアイデア出しといえばレジェンド的な本、「考具 (加藤 昌治)」からいくつか引用したり、過去に自分が学んだり実践したことのある方法を紹介しました。
    各フレームワークにつき、プチワークの時間も2分ほどとりながら、実際に"道具"として使って慣れていく形式で行いました。

  • ワークショップ(30分)
    最後に、紹介したフレームワークを自由に使って、お題に対して自由にアイデア出しをする時間を30分作りました。
    まずは10分間、自分1人でアイデアを出せるだけ出し(今日は量で勝負!という設定で遠慮なく出してもらいました)、その後チーム内でシェアした後、チームで1つとっておきを決めて、全体で発表するという流れにしました。

  • おまけ:アイデアのストック方法(5分くらい)
    ふだんの情報収集の中で、アイデアのもととなる"要素"を集め、ストックするための方法をいくつか紹介しました。

やってみて:3つの気づき

自分が想像していた以上に、私自身にとって収穫の多い勉強会になりました。特に個人的に嬉しかった3つの気づきを紹介します。

1つは、エンジニアと非エンジニアが半々くらいで参加してくれたこと。

Voicyの社員比率的にもエンジニアが半分くらいなのですが、とはいえ今回の内容はプログラミング等ではないので、それでも興味を持って参加してくれるエンジニアのメンバーが多くてとても嬉しかったです。

スタートアップならではなのかもしれませんが、自分の領域にとどまらず、いろんなことに興味を持って吸収しようとする人が多いのかもしれません。

2つめは、何より自分の勉強になったこと。

みんなもう知ってることかもしれない…というマインドブロックを一度外して、改めて本を読んだり資料をまとめてみることで、「そういえばこういう思考法があったな」と自分自身でも多くの気づきがありました。

勉強などでも人に教えると自分の復習になるとも言いますが、まさに人に伝えるためには自分がより深く理解する必要があるので、こうした機会は、主催側・参加側の双方向で学び合える時間になりそうです。

3つめは、参加メンバーから「壁に当たったときに乗り越えるためのアイデアを出す方法を学べた」と言ってもらえたこと。

Voicy社内で感謝を送り合うピアボーナス制度「ボ祝儀」でそんなメッセージをいただき、一歩ふみだしてやってよかった〜!ととても嬉しい気持ちになりました。

ボ祝儀でもらったメッセージ

そして、企画のきっかけにもなった「ボイソン」でも活用できたとのことで、早速組織のアウトプットに繋がったのも嬉しかったです。

Voicyの行動指針でも「壁があるのは当たり前。できない理由を探さない。(通称:壁あた)」という項目があるのですが、それを実行するのは簡単ではありません。アイデア出しのスキルを、私自身も壁を乗り越えるための1つの道具として使いこなせるよう精進したいと思います。

強みを活かしあえるチームに

今回、私自身も不安を抱えつつ初めての勉強会を開催してみたのですが、結果、このタイミングでやってみてよかったと感じています。

そして何かをやろうと声を挙げたときに、「それいいね!」と乗っかってくれる社員メンバーが多いのは、本当に自分にとってありがたい環境で、だからこそ一歩ふみだせました。

Voicyは転職で入ってきている人も多いので、さまざまなバックグラウンドを持つメンバーがいますが、こうした心理的安全性の高い組織で、お互いの得意なことをシェアしていくことで、どんどんいろんな強みを活かしあえるチームになっていきたいです。

今後も社内でいろんな勉強会が開催されていくといいなぁと楽しみにしつつ、何かあったら全力で私も乗っかろうと思います。

…なんだかんだnoteを書こうとすると、毎回とても長くなってしまうことを反省しつつ、今回はこの辺りで締めたいと思います。
もっとサクッと書いて記事を量産したいですね、、

ではまた!


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