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欧州周遊記 〜イタリア・シチリア島で堪能する食文化〜
またまた、久しぶりのnoteになりました。
まずは前回のnote更新以降、今年の夏に退職しフリーランスになるという大きな変化がありました。
現在はいくつかの会社で、広告/PRのプランナーや広報のお仕事をさせていただいています。(詳しくはまたいつか)
今回は、そんな中行ってきたヨーロッパ周遊旅行について書いてみようと思います。
(仕事面でご調整いただいた皆様に心より感謝です)
<大まかな旅程>
イタリア・シチリア島→ローマ→スイス(ローザンヌ、ツェルマット)→ロンドン
今回は、ほぼ『食』に全振りしたイタリア / シチリア島の旅行記です。
シチリアには、私が4年ほど通っている料理教室の先生&生徒さんと行きました。
現地でも、日本出身シチリア在住の料理の先生にツアーを組んで案内していただいたので、必然的に食中心の観光になりました。(幸せ)
目次にざっくり旅程を載せているので、気になるところがあれば目次から飛んでお読みください。
シチリア伝統料理のレストラン
初日の夜は、現地在住の先生イチオシのレストラン CANTINA SICILIANAへ。
前菜盛り合わせもパスタも最高でしたが、中でも特に美味しかったのがこのクスクス。
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クスクスといえばモロッコのイメージも強いですが、シチリアのクスクスは蒸した後に魚介のスープをたっぷり染み込ませてあるので、クスクス自体がほんわり味がついていてとっても美味しい…!
後日訪れたマンマの料理教室でも作ったので、詳しい作り方は後述します。
トラーパニのストリートフード
シチリア島の西側にあるトラーパニの街は、市場のストリートフードが有名で、世界ベスト5位に入ったこともあるそうです。
私たちも、ランチがわりに色々食べ歩きました!
モツバーガー(日本語にするとどこかで聞いたような語感…)
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私はレバーが苦手なのですが、これは臭みもなく美味しく食べられました!
レモンをぎゅっと絞ると、さらにクセなくさっぱり楽しめます。
ねぎの豚肉巻き、スフィンチョーネ(後ろにあるパン)
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焼き串、とにかく最高にビールに合います。これもシチリアのレモンを絞るとさらに美味しい。
とにかくこんな感じで、ずっと屋台に鮮やかなお惣菜が並んでいて、目移りしまくりでした。イカ、タコ、なすなどもよく見かけました。
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シチリアは太陽がすごく明るいので、野菜がすくすく育ち、魚介もたくさん取れるので、まず食材自体がとても美味しい!
ということで、調理方法もオリーブオイル+塩やハーブなど、素材を生かすシンプルな味付けが中心でした。
マルサラワイナリー訪問
マルサラワインは、白ワインをベースにブランデー等を加えた、世界4大酒精強化ワインの1つ。
それを作っているフローリオ社のワイナリーへ。料理の先生曰く、マルサラといえばここ!とのこと。
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フローリオ家というシチリアの大富豪が作った場所とのことで、建物の工夫や樽の数もすごかったです。
そしてお楽しみの試飲タイム♫
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マルサラワインといえば、ティラミスなどお菓子作りに使われるイメージがあるかもしれませんが、本場のマルサラワインは食事にも合う、とっても美味しいワインでした!
塩田見学
マルサラワイナリーの道中にある塩田に立ち寄り、昔ながらの製法で作る様子を見学。ちょうど塩を収穫をしているところでした。
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見学後、ここでとれたミネラル豊富な塩をお土産にゲット。
シチリアの田舎、マンマの料理教室
そしてこの旅のハイライト、マンマの料理教室!
田舎のお母さんのご自宅に訪問して、地元料理を習いました。
最初にお庭でレモン、ズッキーニ、トマト、なすなどの収穫からスタート。この時点で雰囲気最高…住みたい…
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まず伝統料理のクスクス作りから。
粗挽きの硬質小麦を、水で濡らしながら混ぜて少しずつひっつけます。
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混ぜ終わったら一度布巾の上に広げて、クスクシエラという陶器の鍋に入れて蒸します。
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キッチンのタイルもかわいい…本当に素敵なご自宅です。
蒸しあがったら、別で作っておいた魚介のスープを染み込ませながら混ぜます。
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他にもイカの詰め物(パン粉やケッパーなど入れる)、ズッキーニやじゃがいもの煮物、茄子の素揚げなどを作って美味しくいただきました。
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クスクスがこんなに手間がかかるとは知らなかったし、出来立てでスープに浸しながら食べるのがこんなに美味しいのも初めて知りました。
なかなか自宅では作れないですが、いつかまた作りたい、、
大きな蒸し器があるレンタルキッチンがあったらやろうかな…また食べたいです。
以上、ここまでひたすら食レポだったので、ちゃんと観光した記録も載せておきます。
パレルモの街散策
世界史苦手だったのでさっぱりなのですが、アラブ人がシチリアを征服していた時期があったそうで、アラビックな建物もいくつか見かけました。
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石畳の街 エリチェ散策
石壁に囲まれた丘になっている街。中世の雰囲気がそのまま残っています。
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丘の上まで登ると見晴らしも最高です!
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街で売っていたお皿が可愛すぎて、、悩んだ末、この黄色+孔雀柄(と言っていた)のボウルを1つ購入しました。
割れないように、この後の旅程はずっとリュックに入れて大事に持ち歩きました。(無事割れずに日本に持ち帰れました)
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また食べ物の話に戻ってしまいますが、エリチェでイチオシしたいのが Pasticceria Maria Grammaticoというお店の GENOVESI(ジェノベーゼ)というお菓子。
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ここのお菓子は、甘すぎるのが苦手な私でも美味しく食べられる優しい甘さで、しっとりしていてめちゃくちゃ美味しかった…!翌日の朝用にもう1つ買って帰るほどでした笑
そんな感じで、シチリアの食と街の魅力を満喫した旅になりました。
今回私は行けなかったのですが、シチリア島の近くの小さな島も海が綺麗で素敵だそうで、絶対また行きたいなと思っています。
この後、ローマに移動して1泊。ここで同行者のみなさんとは解散し、私はスイスへと向かいました。スイス編は需要と気力があればまた次回!
補足:旅のメモ
・ほとんどのお店でクレジットカードが使える(市場など一部使えないところも)
・現金もわりとOK。日本の手数料安いところで換金した方が、クレカよりはレートが良い(本当はWiseやRevolutなどデジタルバンクを作っておくのが一番お得かも)
・人と割り勘するときは現金の方が便利(PayPayは海外で使えないため)
・シチリアには、パレルモ空港 or トラーパニ空港からヨーロッパ各地へ行ける。LCCも便利
・陽射しがとにかく強い。帽子とサングラスは必須
・9月上旬でも半袖+羽織ものでOK
・ただ今回は他に行く国が寒かったので服装は困った
・イタリアの水道水は飲める
・毎朝、ブリタの水筒に水を入れて持ち歩いた(毎回お水買うと高いので)
・長旅は食器用洗剤+スポンジを持っていくと便利
・お手洗いは基本有料。バール(カフェ)で1-2ユーロのコーヒー飲んでお店のトイレを借りるのが良い