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私がかくれんぼをしている相手は

最近、働くということに関して、思考があっちに行ったりこっちに行ったりな状態が続いている。
だからなのか、自分を見失わないように、忙殺される日々に流されないように、何かにしがみつきたくて、何かしらの答えを見つけたくて、本屋で手にしたのが、「20代のうちにこれはしておいた方がいいかもね」みたいなことを言ってるタイトルの本。
我ながら、迷いまくってるなと思う。いや、今も絶賛迷走中なんだけれど。

最近の私は、まるで鬱蒼と繁ったジャングルの中をさまよっている感じ。
たぶん、同じところを何度も通っているのに、それにも気づいていなくて。
ただただ必死に視界がひらけた場所を探している。そんなところがあるという確信もないのに、ぼやけた理想があると信じて歩いたり走ったり立ち止まったり。

そんな、コロンブス(彼は海を冒険したけれど)にでもなったかのような私が最近見つけたのは、自分の思考のクセ。
思い込みとか固定観念とも呼ばれている奴ら。
意識して考えなければ奴らがいることにも気づかない、厄介者だ。

例えば、「苦労を経験しないと一人前の大人にはなれない」という考え。
若い頃は自分の限界まで働かないといけないとか、社会にもまれないといけないとか。特に、20代=苦労する時期、我慢して働く時期みたいなイメージが私の中に刷り込まれている。

でも、ふと思った。
「本当にそう?わざわざ茨の道を選ばないといけないの?違和感を我慢し続けたまま働かないといけないの?」

あとは、「成長しないといけない」という考え。
20代は吸収する時期だとか、30代で周りに差をつけるためにとにかく経験を積めとか。今の会社では「社員の幸せは社員自身が成長すること」っていう考え方があったり。

でも、ふと思った。
「本当にそう?常に前だけに進まないといけないの?立ち止まったらいけないの? っていうか、そもそも成長ってなに?」

こんな感じに、私は思考のクセがあることに気づき始めた。
そうしたら、「それが100%正しいとは限らないんじゃない?」とも思い始めた。

「苦労しないといけない」っていう考え方が間違っているとは思わない。
でもだからって、必ずそうしないといけないわけじゃない。
苦労した結果、成功した偉人はたくさんいるけれど、私の人生でも必ずそれが当てはまるとは限らない。そんな生き方が絶対正しいなんて誰も決めてないし、誰にも決められたくない。
若い時から楽しさを追い求めてもいいんじゃない?不必要な苦労を避けられるのも一つのスキルなんじゃない?
リミットをかけているのは結局自分なんだ。

「成長しないといけない」っていう考え方も間違っているとは思わない。
でも、「成長」の定義は自分で決めてもいい。
収入を増やすとか、出世するとか、有名になるとか、そういうのを「成長する」って考える人もいる。それはそれでいいと思う。
でも私の中での「成長」は、「なりたい自分に近づくこと」。
人への優しさを忘れない人、知らない人にも優しさをあげられる人、私にとって大切な人に時間を割ける人、自分のペースを保てる人、自然とか地球の条理を感じられる人、「ありがとう」って伝えられる人、興味のあることを突き詰められる人、、、。
そういう人に少しでも近づけられた時、私はきっと「成長している」と思えるんだろう。

きっと、まだまだ私の思考のクセはたくさんある。
こうしないといけないって思い込んでることがたくさんある。
かくれんぼしている奴らを一人ずつ見つけて、
ーーきっとそれは終わりがないかくれんぼな気がするけれどーー
少しずつ自分のリミッターを外していきたい。

藁にもすがる思いで買った「20代のうちにこれはしておいた方がいいかもね」みたいなことを言ってるタイトルの本。
10ページくらい読んで、「なんか違う」と感じて本を閉じてしまった。

私のジャングルでの冒険はまだまだ続くんだろうな。


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