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バビロンの大富豪

●はじまり
不滅の名著!

人生の指針と勇気を与えてくれる「黄金の知恵」と感動のストーリー! 読了後のあなたは、すでに資産家への第一歩を踏み出し、幸福を共有するための知恵を確実に身につけていることだろう。

現代における「富の支配法則」とは、バビロンの市街に裕福な人がひしめいていた数千年前の法則と、少しも変わるものではない。

本書は、現代ビジネスの極意を分かりやすく説き明かした名著であり、あらゆる人にとって重要な一冊である。
──パーシー・H・ホワイティング (「デール・カーネギー研究所」副所長)

本書に記されている「バビロンの知恵」は、現代においても、そして誰にとっても役立つものだ。
人生で成功をなしとげようという志を持つ、すべての人におすすめする。
──ヴァン・アレン・ブラッドリー (「シカゴ・デイリー・ニューズ」)


本の紹介と引用元

タイトル:バビロンの大富豪 「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのか
著者:ジョージ・S・クレイン(敬省略)
翻訳:大島豊(敬称略)
発売日:2008/8/8
本の長さ:256ページ
販売価格:1650円(単行本)
※Amazon参照

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【こんな人におすすめ】
・お金持ちになりたい人


どんな内容なのか?

いきなりだが、質問。
お金持ちになりたい人はいるか?

「いっぱい稼いで、異性にモテて、高級車に乗ったりタワーマンションに住みたい」と考えている人もいるだろう。

だけどそのためには、何をしたらいいのかわからない。
結果、何も行動ができていない。

そこで今回は、1926年にジョージ・クレイン先生によって書かれて今もなお読みつがれている、お金の名著を解説していく。
この本では、お金持ちになるための基本を知り、必要な1歩を踏み出すことができるように書かれている。

まずは、バビロンの大富豪の教えを7つに分けてみた。

・収入の10分の1を貯金せよ
・欲望に優先順位をつけよ
・貯めたお金に働かせよ
・危険や天敵からお金を堅守せよ
・より良きところに住め
・今日から未来の生活に備えて動き出せ
・自分こそを最大の資本にせよ

1つずつわかりやすく解説をしていく


収入の10分の1を貯金せよ

1つ目は、「収入の10分の1を貯金せよ」だ。
つまり20万円の給与であれば、毎月2万円を貯金すべきということ。

そんな当たり前のことは、誰でも知っているし散々言われてきた。
そう言いたい人は落ち着いてほしい。

これは貯めたお金は引き落とさないことを指している。
これが本当にできていればお金がそこそこみんな貯まっているはず。
だけど貯まっている人は少ないだろう。

実際に収入の10分の1を貯金できる人は驚くほど少ない。
稼いだお金を全て使い切ってしまう人が殆どだ。

これはパーキンソンの法則でも説明さきる。
イギリスの歴史学者であるパーキンソン先生は、「支出の額は、収入の額に達するまで膨張する」という法則を発見した。

つまり人間は、稼いだ金額までお金を使ってしまうということ。

実際魅力的な商品やサービスが溢れるこの世の中で収入の10%を貯金し続けることは簡単なことではない。

人間の欲というのは際限がないし1度あげた生活水準は下げられない。
つまり人間というのは収入が増えれば、支出の額も同じだけ増えてしまう。
人間は余裕があるとギリギリまで使ってしまいたくなる。

夏休みの宿題をギリギリまでやらないことと同じ。
そこで意識して給与の10%を毎月貯金する必要がある。

そのためにおすすめなのは、給与を頂いたら10%は貯金用の絶対に手をつけない口座に入れておくこと。
これはシンプルだけどとても重要なこと。

サラリーマンの生涯賃金は3億円。
そのうち10%だけを貯金していれば3千万円は貯まる。
20%なら6千万円。

そのために必要なことは、収入の10%を貯蓄するという誰にでもできることをするだけ。


欲望に優先順位をつけよ

2つ目は、「欲望に優先順位をつけよ」だ。
給与の10%だけを貯金するようになると残りは90%。
20万円の給料であれば18万円しか使えない。

そうなるとやっと人間はお金の使いみちを真面目に考え始める。
お金が使えないと人は知恵を絞るということ。
自分に本当に必要なものを真剣に考えるようになる。

例えば、「携帯料金は本当に今のままの料金プランでいいのか?」、「車よりバイクで通学、通勤をした方がいいかもしれない」、「20%を貯金するために実家にするのもあり」など。
こんな風にどんどん考え始める。

例えると、大きい冷蔵庫であれば何も気にせずに色々な食料を買っていたけど、小さい冷蔵庫になるとその小さなスペースに収まる必要不可欠な食料だけを考えて買うようになる。

それと同じ。

限られたお金を有効に使うために欲望には優先順位をつけよう。


貯めたお金に働かせよ

3つ目は、「貯めたお金に働かせよ」
ここでは、大事に貯めてきたお金をついに使う。
「それは危ない、ずっと貯金してた方が・・」それは違う。

残念だけどお金をずっと銀行に貯金していても一生お金持ちにはなれない。

そもそもお金持ちとは?

銀行口座に預金額がたくさんある人、ではない。
この本ではお金持ちとは、「お金を持っている者ではなく、お金の増やし方を知っている者」のことだと書かれている。

つまり「お金を投資して増やそう」ということ。

投資の説明を簡単にしよう。

例えると、10万円を誰かに貸して1週間後に11万円にして返してもらえば1万円が儲かる。
これはお金に働かせたということ。

お金を失ったが未来にお金が返ってくるから投資。
お金を失っただけで未来にお金が返ってくる可能性がないものは消費。
投資と消費は全く違う。

「大事に貯めたお金を投資に使いなさい」ということ。
「難しそう」と感じている人もいるだろうが安心してほしい。
世の中にはたくさんの投資がある。

例えば、古い戸建てを買ってリノベーションして誰かに住んでもらえば家賃が得られるし、誰かに働いてもらって利益を上げることもできるし学生であれば色々な勉強をして海外に行って知見を広げることも投資だろう。

わかりやすいのだと、株だ。
株を買って上がったときに売れば利益が出る。

特に外国のインデックス投資をこの本ではおすすめされている。

インデックス投資とは?

簡単に言うと数百以上の会社の株が1つにまとめられている詰め合わせセットのようなもの。

たくさんの会社の詰め合わせだから分散して投資をしていることになるし、分散されているから一気に減ることはない。
しかも勝手に株の銘柄を入れ替えてくれるから毎日チェックをしなくてもいい。

投資して1〜2年はマイナスになることもあるが、5〜10年経てば殆どがプラスになっている。
ちなみにこのインデックス投資は、勝者のゲームと言われている。
ずっと放っておけば勝てる確率が非常に高い投資だから。

20代30代は株なんかに投資するよりもガンガン経験に投資したほうがいい。

他にも何かの本を買うのだって機材を買うのだって投資。
投資にはお金が必要。

投資に失敗したらどうなるの?
もちろん0になる、それが投資。

例えば、パソコンやビデオカメラを買ってYouTubeを始めたけど再生数が伸びなければお金が出ていっただけ、つまり0になる。
そうなったら経験が得られたと考えてもう1度お金を貯めて勝負するしかない。

この世の中で確実に儲かる方法は存在しない

だから色々勉強をして投資することを見定めたらタイミングを読んで勇気とお金を振り絞って勝負するしかない。
だけどお金がなければチャンスを掴めないどころかベンチに入ることすらできない。

これが”社会”だ。

だから毎月10%お金を貯めておく必要がある。
大切なことだからもう1度。

お金は投資に回すべき。

そして投資というのは、未来に何らかの見返りが得られる可能性が高いもの。


危険や天敵からお金を堅守せよ

4つ目は、「危険や天敵からお金を堅守せよ」だ。
ここでは、お金を投資する際の注意点を2つ説明しよう。


まず1つ目は、「深く理解をしていないのに投資をしないこと」だ。
お金が貯まってくると気が大きくなりがち。
よくわからない一攫千金の儲け話に乗りたくなるはず。

例えば、貿易のよくわからない投資とか。
「よくわからないけど、儲かるらしい」そんな甘い言葉を信じたくなる。
大切なのは、自分でしっかりと理解できていないものにお金を使わないこと。

お金を貯めるときは、頭を使い色々なことを考えた。
だけど貯めたお金を使うときは、あまり考えず使ってしまう。
これには、自分の感情が高まっているから。

よくわからない場合は、必ずその道に長けた人に相談をすること。
そして2つ目は、

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