偏見を吹き飛ばせ「あなたのブツが、ここに」

こんにちは。杏ジャムです

NHKのドラマが好きです。
かといって、すべてを観るかと聞かれれば決してそうではなく
興味のある作品だけ観ている、という感じです。

最近ではNHKプラスを利用し、隙間時間にスマホで楽しむことも覚えました。
そのおかげで、様々なドラマがおすすめされてくるので
これまでタイトルだけで判断し「興味ないな」と思っていたようなドラマも
試しに拝聴したりして出会いが増えました。

「あなたのブツが、ここに」も
なんでこんなに勧めてくるんじゃい、というほどに上がってくるので
まぁ、一回観てみようか、という軽い気持ちで観始めたら
これが心に深く刺さる素晴らしいドラマでありました。

なにより、主演の仁村紗和さんの演技がすごかった。感動しました。
「青天を衝け」の時とは全く違う印象で驚きました。

今 日本はまだコロナ禍の最中です。
見えてこない未来。
様々な価値観や倫理観。
正解が一つではない中で懸命に皆、生きている。

そんな中で、日常、すぐ身近で起こっている出来事を
赤裸々に作品の中に散りばめてくれたな、と思うドラマでした。

一番感じたことは、自分の中の偏見の多さ。
夜のお仕事の人たちの抱えるしんどさ。
宅配のお仕事の方たちが見るドアの向こうの人々。
宅配のお仕事の現実。
孤独。
子どもたちの世界。
仕事という事。
支え合うという事。

そんな身近な何気ない出来事に対して
目を背けていなかったかな、と自分を振り返り
「人とあまり会えないコロナ禍」に慣れきって
感情に蓋をしていた自分にも気づきました。
自分には関係ない、と思うことで逃げていた部分があると思います。

人って結局、人と触れ合うことで
うんと成長していくものかもしれないですね。
面倒なこともたくさんだけど、そこから学んだり、取捨選択したり。
自分を確立していくような気がします。

素敵なドラマをありがとうございました。
そして、フィクションではあるけれど、このドラマの登場人物の皆さんが
幸せでありますようにと願うのであります。

あ、あと
宅配ドライバーの皆さまにも心からの感謝を。
いつも本当にありがとうございます。

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