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京都とフランス人/日本が愛される理由

先日、フランス行った時にお世話になった
フランスの画家さんと、

そのパートナーとパートナーのご両親が
日本にいらっしゃったので、
アテンドすることとなった。

彼らには、今年の8月、
ストラスブールへ行ったときに

車でしか行けないような
アルザスの小さな村に
連れて行ってくれたり、

ご両親には自宅に招いていただき、
自家製のタルトフランベ(アルザスの郷土料理)
を振る舞っていただいた。

その後、見晴らしの良いレストランに
連れて行ってくれた。

初めて会う人間に対して
ここまでよくしてくれる、

心の温かさに、私たちは
とても感動し、そして彼らが

今年の秋に
日本に来るということを知って、

真っ先に、日本を案内することを
申し出た。

そして、今回、
京都に泊まっている彼らを、

車でしか行けないようなところに
連れて行くことにした。

今回、一緒にアテンドしたのは、
フランスで通訳させていただいた
画家の土井久幸さんと、
私の母。

私は車を持っていないので、
土井さんと母に
それぞれ1台ずつ出してもらった。

朝、京都に迎えにいき、
最初に向かったのは、
滋賀県大津市にある

土井さんの友人の
陶芸家さんのアトリエ。

カフェも営むそのアトリエは
外国人にも人気らしい。

ちょうど紅葉シーズンとも重なり
美しい紅葉を見ながら
テラス席でお茶菓子をいただいた。


京都のように賑わっていないため
ひっそりとした空気を求めて
外国の方もくることもある、山中町。

素敵な場所。

お買い物。みんなが選んでいる様子


可愛らしい、
陶器で出来た干支の人形は人気で、

自分の干支や
好きな動物のものを買ったりして、
計20点近く購入していた。

その後、
近くの美しい神社にお参りをした。

すでに多くの神社を参拝している彼らだけれど
観光地にはない

このひっそりとした雰囲気を
とても気に入っていたように思う。

山中町にある樹下神社


紅葉には少し早いけれど、美しかった


その後、私たちは近江神宮へと向かった。

本来、比叡山にもいく予定だったけれど、思っていたよりも時間がなくなってしまった。

近江神宮では、土井さんの計らいで
ご祈祷を受けた。

ご祈祷を受けるのはみんな、
初めてのようで

頭を下げたりするタイミングにも少し戸惑っていたようだけれど、何度かやって、
とすぐに掴めていたようだ。

この体験には、
すごく喜んでもらえて
感動している様子だった。

その後、お昼を逃したので近くのコメダ珈琲へ。

名古屋に住んでいる私は、
よくコメダへ行っているので、
あれこれコメダ愛を語り、
みんなでシロノワールを食べた。

シロノワールには
「美味しい!」と喜んでいた。

ちょっと名古屋要素も
取り入れられて、満足。笑

次は名古屋にも来てほしいな。


その後、夜は京都に戻り、
予約していた祇園のお店へ。

実は、旅行中にお父さんが誕生日を
迎えるとのことで、

誕生日のサプライズとして、
芸妓さんと舞妓さんを呼びました。

私たちも初めての体験で、
ドキドキしながら待っていると、
思ったよりも早く到着。

料理のタイミングで、
勝手に踊ることができないということで、
歓談タイム。

喋りかたが、
はんなりしていてとても素敵だった…!

びっくりしたのが、
手前の芸妓さんよりも、

舞妓さんの方が、髪飾りが多く、
着物も可愛らしい色だったこと。

舞妓さんは芸妓さんになる前の
修行中(芸妓さんになるかどうかは選べるらしいが)
ということで、

つけている髪飾りや髪型で、
どれくらい初心者なのかが
分かるようになっているらしい。

私たちですら知らない日本の文化。

分からないことも、質問すると、
芸妓さんが丁寧に答えてくれた。

その後、美しい舞を見せていただき

お辞儀1つとっても美しい
素敵な帯


最後に写真も1人ずつ撮らせていただき、
帰られた。

その後、しっかりと料理を堪能。

京鴨料理のコースを
いただいた。

鴨の肉寿司


ここのデザートは、和菓子ではなく
なんとパフェなんです。

このパフェが美味しくて、
何度もこのお店、祇園の北斎さんに

来てしまっている
私なのですが…
(いつもお世話になっています)

なんと、今回!


私の実家で作っているバナナを
持ち込ませていただき、

デザートに使っていただきました。

私の家で作っているのは、
スーパーに売られているものとは違う

グロスミッシェル(フランス語!)という種類の
バナナで、普通のバナナよりも糖度が高く、

熟したときには蜜がとろとろで、
皮まで食べられるのです。

このバナナを作ったデザートが
美味しくないわけがなく…!

最高の締めになりました。



かなり力の入ったアテンドになりましたが
とても喜んでもらえて
本当に嬉しかった。

「こんなに良くしてもらって、信じられない」
「日本に行ったら、いつかやりたいと思っていたことが叶った!」

だなんて、
とても嬉しい感想をいただき

来年、ストラスブールで再開し、
いろいろなところに
連れて行ってくれるそう。

ご両親は日本が初めてだったけど、
「日本に来る前に想像していた以上に、
日本は素晴らしい国だった!」

と言ってもらえた。

なんでも、日本は、
すべてのシステムがきっちり整っていて、
物事がうまく動いていることに感動し、

さらに、そんな一面もありつつ
自分の国の文化を大事にしている。

そんなところにとても感動したそう。

フランスでは、
昔の文化を受け継ぐ人が
減っていて、
昔の良き文化が失われているそう。

なので、
こうして文化が残っている
日本はとても素敵だ、
と感動していました。

これが、観光客が日本に来る理由なんだな、
と分りました。

いろいろ難しい、
日本の情勢だけれど

これほどに感動してもらえる、
素敵な文化がまだまだある。

そんな国だと自信を持ちたい。
そしてこの文化を守っていきたい。

強くそう思いました。

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