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限局性恐怖症

高い場所、狭い場所に恐怖を抱く、高所恐怖症や閉所恐怖症といった、特定の場所や状況に対して、実際のリスクに見合わないほど強い恐怖を感じるといった症状があります。
環境に起因する恐怖症の総称として、特定の環境や場所に関連する恐怖症を「限局性恐怖症(Specific Phobia)」と呼びます。

限局性恐怖症には、他に次のようなものがあります。

広場恐怖症(アゴラフォビア)
広場や広い開けた場所にいることに対する強い恐怖感が特徴です。
これは、外出時や公共の場での症状が顕著に現れることがあります。

交通機関恐怖症
交通機関を利用することに対する恐怖感があります。
特に飛行機や電車、バスなどの乗り物に対する恐怖が顕著です。

人混み恐怖症
人混みの中にいることに対する恐怖感があります。
これは、市街地やイベント会場などの人が多い場所での症状が顕著です。

これらの症状は、社会不安障害や特定の恐怖症の一部として現れることがあります。
これらの恐怖症の原因は、個人の経験や遺伝的な要因、トラウマ、または特定の環境に対する過度のストレスなど、さまざまな要因によって引き起こされる可能性があります。

また、過去のトラウマや不安が、特定の環境に関連した恐怖を引き起こすことがあります。

しかし、こういった「自分でも理由が分からない」といった恐怖症は、原因を特定することが容易ではありません。

丁寧な心理カウンセリングや行動療法などの治療法が有効な場合があります。


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