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パリコレ挑戦への道|今の時代にあえてオーダーメイドのモノづくりを続ける理由

明けましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いします。

皆さまは今年一年どんな年にしたいですか?
マリエフルールはパリコレへに挑戦!節目の年となります。
※パリコレ挑戦の内容はこちらより

さて、今回は新年初ブログとして、パリコレのクラファンを応援してくださった方への特典「オープンチャット」の内容の一部を大公開しちゃいます!

皆さまが知らないファッションの世界の裏話や私たちのモノづくりの裏側を知る貴重な裏側を毎日配信するオープンチャットはそれだけでも価値があるものです。

オープンチャットに入りたい方はクラファンの応援をしていただくとご招待できますので、ぜひこちらよりご覧くださいませ😊

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服の未来はどこへ向かう?

本日はパリコレについてのお話を一つさせて頂きます。
パリコレは大きく分けて
・オートクチュール(顧客のサイズに合わせ仕立てるオーダーメイドで作る服)部門
・プレタポルテ(既製服)部門
二つでの出展があります。
多くの人が知るパリコレはプレタボルテでの出展のことを指しており、オートクチュールの方での参加は招待されたブランドや、ごく一部のオートクチュールを行っている高級ブランドしかありません。

今回、私たちもプレタポルテ(通称、既製服)での出展です。
ファッションの本場であるパリですら、オーダーメイドで一からその人に合わせてモノづくりをするというのは限られた世界になってしまっているんですよね😭


これは、フルオーダーメイドが高級だから、普通の人には手が出ないというのもありますが、歴史的な背景もあります。
第二次世界大戦後の1960年代以降にファッションが商業的なものとしてもてはやされ、流行を追っては作り、売れなければそれを廃棄するを繰り返してきた結果とも言えるんですよね、、、


日本は少し遅れてバブル期に既存服を大量生産し始め、セールで売るという方式が流行るようになりました。
ここからどんどん洋服は大量生産・大量消費になり、右見ても左見ても同じような格好をする人が増えそして、余った在庫はセール、それでも売れないものは大量廃棄というのが今の状況です。
日本では今でもほぼこの状態のままです。

ファッションの最先端 ヨーロッパのハイブランドたちの動き

ところがヨーロッパではそれが見直されていき、7.8年前から大量生産をやめ必要なだけの少なめ生産に少しずつ変わってきてます。
そのため、現在は海外からのインポートものの洋服や靴、鞄は値段がものすごく高騰しています

セレクトショップのオーナーをしている私の知り合いが「ヨーロッパブランドの仕入れが高すぎて無理だ!」と言ってました!!
でも、実際はその値段(高騰している価格)が本来の真の価格だよね!とも言ってました!!


私たち日本でも今ようやく洋服の大量生産大量消費について問題視されるようになりました。
例えば、「ザ トゥルー コスト ~ファストファッション 真の代償 」という映画はご存知でしょうか?(※アマプラなどで調べると出てくると思います)
あらすじとしては「その服、どこでどうやって作られたか知ってる?」という話です。

これはファッション業界以外の方が見るとびっくりして驚いて、洋服を着るのが少し怖くなるというか、なんか嫌な気持ちになってしまうかもしれません。でもそれが真実なんです!!

服(ファッション)の未来はこれからの10年で大きく変わる予感

今後の流れとして、おそらくファストファッションはほぼ終焉を迎え、再生できる繊維や土に還る天然素材などが主流になってくると思います。
それによって、服の価格も高騰していくはずです。

その代わり、要らないものは持たず、欲しいものだけを購入するに変わっていき、こだわりのある人は欲しいものを追求してオーダーできるようなブランドを探すになってくるのでは?と思います。

これを言い切るには、まだ今後数年のヨーロッパの動きをじっくり観察していく必要がありますが、世界の最先端のファッション業界の動向はそんな感じなので、日本にも遅れて10年後くらいにそうなってくる予感がします😌

今日は少し重たい話になってしまいましたが、上記のような背景もあって私はずっとオーダーメイドのモノづくりをしています。

時間もすごくかかり、正直商売としては美味い商売ではありません。

でも商売の本質とは「三方よし」だと思っていて、
・売り手によし
・買い手によし
・社会によし
上の二つは当たり前のことですが、一番大事なのは「社会によし」だと個人的には思っています🖐

社会の上に、人と人がいて、仕事が成り立っているわけなので、結果社会に良い商売でなくては続かないと思っております!

オーダーメイドのモノづくりが流行らない理由

オーダーメイドのモノづくりは常に時間とコストが膨大にかかります。
物販の世界で商売として成功する1番の方法は「売りやすいものをいかに安く仕入れ、いかに縦積みして大量に売るか」です。

オーダーメイドのモノづくりはそれができません。
まずお客さまのご希望を伺ってお打ち合わせをしていき、イメージのご提案をし、時には試作をしてを繰り返すので膨大な時間を使います。
それから試作を何回も行い、ご提案をしていくのでかなりのコストもかかります。

要するにオーダーメイドのモノづくりは「時間がかかり、コストもかかり大量に作ることもできない」です。
だからこそ、一般的にオーダーメイド=なんだか近寄り難い そんな存在になってしまっているのかもしれませんね、、、、

でも、今後オーダーメイドのモノづくりを浸透させていく必要もあります。
地球上の資源は限られています、、今のモノづくりをずっと続けていくのは明らかに地球に良くないことがわかっています。

結局「売りやすいものをいかに安く仕入れ、いかに縦積みして大量に売るか」という商いを人間が追求してしまった結果の大量生産・大量消費、それによる地球環境の破壊に繋がっているという側面もあります。

オーダーメイドのモノづくりに大切なのはイマジネーション

人々は目の前に形になっている既成品の方が、自分が持っているイメージを想像しやすいので既製品を買うことが当たり前になります。
そっちの方が楽ですよね!

オーダーメイドは自分の頭の中も相手(作ってくれる人)に伝えて、イメージを形にしていくという作業をしなければいけないので、作る側だけでなくお客様側もそれなりに苦労します。

つまり、オーダーメイドのモノづくりってお互いのイマジネーションがとても大事なんですね!
想像し、創造していく力がとても重要になってきます。
今の時代はなんでもググれば出てくるし、自分の頭で想像するよりも考えるよりも目の前に形になってるものを拾ってしまう方が楽。

でも、そんな時代にだからこそ、私たちのモノづくりはオーダーメイドである必要が大事だと考える次第です!

長くなりましたが最後までお読み頂きありがとうございます😊

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それではみなさま、今年もよろしくお願いいたします。

マリエフルリール 代表梅澤アンナ&スタッフしーちゃん より


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